||〜*…clover…*〜||
There are all in one.
◆cloverに出てくる人々◇|*|◇エンピツ書きに48の質問◆
2011年01月01日(土) |
彼女は棒とオイルを持っている |
「当たり前。自明の理。暗黙の了解」
世の中には自知を越えた認識常識があるというのは身を持って知っていても、理解しがたいことはある。 目の前の人間は原稿用紙一行にも満たない説明を終えるとチップスをガリガリと齧った。 ふぃっしゅ、あんど、ちっぷす。ふぃっしゅは既に行方不明。 The 油ギッシュ魚心。胃のなかでも泳げる強靱な肉体。水心どこ行った?俺は胃が痛い。
何が当然なのだ。何も当然ではない。 それは現象ではないぜ?なあ。
「おm「うっさい」
言葉は手の甲を貫いて壁に突き刺さった様だった。 舞散する霧のように。揺らぐ。 嗚呼、陽炎よりも疑う目は悲鳴より尚、軋むのだ。
「……それが当たり前。」
「……………………………………っぇ………」
ぬめった油でギトギトな胃壁を想像して、俺は、吐いた。
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