解放区

2014年04月27日(日) たまには本当に日記でも。

朝、7時3分にセットした携帯電話のアラームで目を覚ます。「なんで中途半端な7時3分やねん」という声が四方八方から聞こえてきそうであるが、これはてめえが素数好きということ以外の理由は全くない。ちなみに寝過した時のためにアラームの第二弾も設定しているが、もちろん素数で構成された「7時17分」である。

アラームで目を覚ますと、眠い目を擦って台所に降り、父の朝食を整える。てめえは朝食は摂らない主義で、厳密には「二日酔いが酷い時は五苓散を二服」「そうでなければ野菜ジュースあるいはトマトジュースにエゴマ油+オリーブオイル少々」と決めている。起きていきなり固形物を取るのは、胃だけではなく膵臓にも負担をかけるからね。そう、てめえは一応美容と健康のことを考えてるのだぜ。

だったら親父の健康も考えろと言われそうだが、もう生活習慣が出来上がっていて、そこに全く疑念を抱かずこれ以上変更のしようがない人に関してはconflictする意味がないと思っている。

事実、かなり以前に、しかも今のように呆ける前に、親父に「朝食を抜く意義」について話をしたことがあったが、全く話にならなかった。あらかじめ刷り込まれている観念と言うのは難しいもので、「洗脳」を解くことの難しさを感じる。まあ、何が正しいのかは歴史が証明してくれるだろうけどね。

ちょうど朝食を整え終わるころにヘルパーさんがやって来る。「すんませんがあとはよろしくお願いします」とてめえはヘルパーさんに食事の介助をお願いし、デイケアに提出する日記を書き(と言っても排便したかどうかと、過ごした一日の内容を書くだけ)、ヘルパーさんが持ってくる書類にハンコを押す。ハンコを押すと「すんません、後はお願いします」とヘルパーさんに後を託し、エゴマ油がたっぷり入ったそして香り付けの西院のオリーブオイル専門店で購入したオリーブオイルをちみっと垂らした野菜ジュースを一気に飲み込み、平日は出勤準備を、休日は二度寝を決め込む。


のだが、今日は二度寝せずに久しぶりに中庭に手を入れることにした。「いってらっしゃい」と親父を見送った後、使い古した剪定鋏と鋸を取りだし、中庭の木々の散髪をすることにした。

てめえの剪定は植木屋時代の親方譲りである。つまり、小さい枝をちまちまと切るのではなく、バランスを考えた上で、不要な、かつ出来るだけ大きな枝を探して落とす。結構勇気のいる方法ではあるが、てめえは何の責任も問われない街路樹でうんざりするほど実践した。

そんなわけで、剪定を始めた。まずは、良く考えたらこの木がないほうが美しいのでは、という木を根元から切り落とすことにした。

本気で根元から切り落とそうと思うとかなりの大事になるので、てめえは上の方から順次鋸で切り落としていった。今までありがとね、と呟きつつ。

しかしこれは良い気分転換になった。色々煮詰まってたしね。

一本をまるっと切り落とした後は、他の木々を剪定した。たちまち中庭が切り落とした樹々の枝で溢れたが、これらは鋸や剪定鋏で細かく切ってゴミ袋に詰めた。


あとは裏庭も宿題として残っているんやけど、蚊が多い季節になる前に何とかしましょうね。


その後は親父が帰ってくるまでひたすら執筆。いやあうまくいかないわ。書いては消し、書いては消しの無為な時間をただ浪費しているだけのような気がする。6月末までにとりあえず一本をと考えていたが、ちょっと無理かもしれないと果てしない気持ちになり。最終的に満足することはあるのだろうかと自答する。ううむ夜は長いぜ。


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