どこまで素で書けるかな?

2001年10月14日(日) 付かず離れず。


私の誕生日を祝うという名目で、
食事をしましょうということになったので、
ダンナと一緒に私の両親に会ってきた。

「いつが良い?」

そう聞かれたので土曜日と答えたのに、
14日以外は都合がつかないといったのだ。

私はこういう育てられ方をした。

私たちの駅がある路線と、
彼らの駅がある路線が交わる所で、
2時に待ち合わせ。

もちろん時間も母が決めた。

私はこういう育てられ方をした。

「何が食べたい?」

そう聞かれたので「肉」と答えていた。
商店街を歩きながらまた質問される。

「ステーキと焼肉、どっちがいい?」

考えていると、
「ここがいいわよね? ここにしましょう」
とハンバーグ屋に入って行った。

私はこういう育てられ方をした。

ステーキもあったので、
みんなでそれを注文し、
狂牛病について語りながら肉を食す。

「この店は選曲のセンスが良いわ」

両親が言う。
自分たちの趣味にあえば「良い」で、
合わなければ「悪い」のだ。

私はこういう育てられ方をした。

腹を満たした後、
彼らと私たち夫婦の共通の趣味である、
カラオケ屋に入店した。

最初の予定時間も延長も終了も、
全て母が決めた。

私はこういう育てられ方をした。

それでも私が全般的に、
不機嫌にならずに過ごせたのは、

母が写真代について覚えていたことだった。

私はそれだけで随分とホッとして、
母に対する警戒心を緩めたのだ。

私はこういう育ち方をしてしまった。


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