創造と想像のマニア
日記というよりもコラムかも…

2003年10月07日(火) 一応「ビギナー」見ました。

昨日はあまりにも酷い出来だと感じたし、とりあえずHDDに保存してあるのでという事でTVを消しましたが、続きを見ました。

なにこれ…

すんごい出鱈目もいいとこだね。実際にない「課」が存在したりもしてドラマだからオリジナルの部分をわざと作っているのかもしれないけれど、これから勉強しようしている人に嘘を伝える事になるし、実際にそこで学び、今活躍している人たちを愚弄するような作りなんじゃぁ…
大学が舞台で、サークル活動している人たちの集まりのようなこの内容。
問題に対する「仲間」たちの答えが「本当に司法試験受かったの?」というド素人以下の私でも解るような事に悩む姿を見て、こんな人がいるのかと思うと、法律家も信用出来ない人が沢山いるんだなと思えた。
確かに、その人によって対処の仕方、価値観の違いによる判断の違いがある。
それは実際に知っているけれど、それ以下なんじゃないだろうか。
まず、法律家になろうとしている人たちが規則を守れないってどうだろう。
そんな人に委ねる程依頼者は余裕は持っていない。

そして電報に関する事で電報を受け取った人の気持ちを出すのってどうだろう。
そこから犯罪に繋がったとして… という例え話は酷すぎる。
実際に仕事している人がいるんだから、そんなのってねぇ…
しかも、解答にも電報を受け取った人の気持ちまでつらつらと書いている。
だれもそんな余計な「補足」は望んでいないよ。
「出直してきなさい」というあの教官の台詞は私も思った。
そんな気持ちで法律家になられたんじゃ、たまったもんじゃないって。
なのに「仲間だ」と主人公をかばう7人。
おいおい、なんでやねん。
みんなそれに納得出来るような性格してたの? 急じゃない?
かばうのもおかしいしね。
依頼者の話を聞き、どういう対処をすればいいのか、どういう罪になるのか等を導くのが仕事でしょう。
そんな回り道してたんじゃ、無駄に時間がかかる上に、論点がずれてるし、関係ない人まで巻き込むだけなんだから、そこに誰一人も気付かずに「かばう」のっていかがでしょう。

堤さんとオダギリさんの掛け合いは面白かったですよ。
でも、他の舞台(シナリオ、ドラマ)で見たかったです。
法律家目指している人があまりにも幼稚すぎるし、無知すぎる。
そして、脚本家は「司法試験」というものを解っていないにも程があるわ!!
話作るんだったらちゃんと調べて作ってくれよ〜〜。基本でしょうが!
プロなんだからさ。お金貰って仕事してるんだから、きちんと調べて「仲間意識」だけで済ます事の出来る場所ではない事を書いてよ。
そして、恋愛… ないとはいわないけれど、勉強する場所でしょ。
「法律」を扱う勉強をする場所なんだから、月9で扱うには無理がありすぎる。
恋愛が悪いとは言わない。
でも、人の人生を左右する判断を下す立場になる仕事をしようとしている人たちが学ぶ場所なんだから、軽いオシャレな恋愛を書く舞台に選んで欲しくなかったです。
まぁ、視聴率も初回なのに(しかも月9と呼ばれている場所)低かったのもうなづける。
私のようにTVを消した人、チャンネルを替えた人、元から見るつもりもなかった人が多かったって事だね。


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未森

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