眼を空けて観るユメ≫芥
HOME
BACKINDEXNEXT
≫2004年12月14日(火)≫下らない
大層な事を言うておいて生き延びてます。
どうも今日和。死に損ないです。
薬が不味すぎて身体が拒絶したのか。
唯単に薬への拒否反応なのか。
途中で吐き出して仕舞った。
取り合えず腕と脚を切ってから、残りを食べようと思った。
けれど気付いたら眠っていたようで。
祖母に発見されたらしい。
母が僕を起こそうとした声や着替えを促す声を覚えている。
其の前後に記憶は無い。
気付くと布団で寝ていた。
母がバイトはどうするとか飯食べるかとか聞いてくる。
何か会話をした気がするが覚えていない。
母にバイト先に電話してもらって、店長と少し喋って電話を切った。
ピザを少し食べて少しうたた寝して残りを食べた。
朧な記憶しかない。
後から母に聞いた話では。
風呂場で僕を見つけた祖母は泣きながら母を呼びに来たらしい。
母は翌日から東京の妹の所へ行く予定だったので、
行けなくなるかもしれない旨を携帯で妹に伝えたらしい。
そうしたら妹は泣き出して宥めるのが大変だったとか。
翌日頭が冴えてからそういう話を聞いて苦笑が漏れた。
妹からのメールに返事してやれと母に促される侭に返事をした。
もうするなとか居なくなったら嫌だとかさり気なく書かれていた。
其の後母の携帯に僕からのメールが普通で安心したらまた泣いたとかいうメールがあった。
何だか胸が痛くなった。
取り合えず身体も動くのでバイトには行った。
半袖の制服が苦しくて包帯を巻いた。
逆に目立って仕舞った。
でも手首を切ったなんて言えないから。
死のうと思ったなんて言えないから。
毛を剃ろうとして手が滑ったとか言っておいた。
多分、誰も信じてない。
特に友達は信じてないだろう。

何なんだか判らないけれど助かってしまった。
致死量に至るだけの薬を飲めなかった、失血量じゃなかった事が原因だろうが。
原因が何にせよ助かってしまったのだ。
嗚呼、生きねばなるまい。
それでも。
いつか死のうとは思う。
出来れば、近い内に。


BACKINDEXNEXT





   
Design by shie*DeliEro
thanks for Material→マツゲにマッチ