Sun Set Days
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2002年03月30日(土) 屋上

 今朝はなんばウォークというところにある「CAFE BREAK」というところで朝食。飲み物はココナツなんとかとかいうやつのTallサイズを注文する。パンは2つ。
 昼食は食べなかった。
 夕食は21時過ぎに心斎橋OPAから1本路地に入ったところにある「ラーメン四天王」というところでチャーシューメンを食べる。
 最近はちょっとラーメンに目覚めているので、ちょっとおいしそうなお店を探してみたのだ。味は、個人的には先週食べた九州のやつがおいしかったと思う。
 今回の出張は前回と異なり基本的に単独行動しているのだけれど、1人でビジネスホテルまでの道をてくてく歩くのはそれはそれで気持ちがいい。まだよく知らない場所を1人で歩くこと。土曜日の夜だけあって、これから遊びに行くのだというような人たちや、飲みに行ってきた帰り風の人たちが多かった。僕はバックを肩から下げたままスーツ姿の、いかにも仕事帰り風の格好で歩いていた。

 ビジネスホテルの部屋に戻ってきてから、上着を脱いでハンガーにかけて、それからネクタイをゆるめる。ネクタイをゆるめるときに、自分が社会人になったのだよなあということをときおり再認識する。
 今回宿泊している部屋は10階にあって、窓からはいくつかの小さなビルの屋上を見下ろすことができる。
 屋上にはどうしてか惹かれてしまう。
 たとえば、夕方の少し前くらいの時間に、中学生や高校生くらいの男女が屋上で遊んでいたりするような光景っていいと思う。
 そういう光景を実際に見たことはないのだけれど、秘密の場所というような感じで、何をするでもない時間を過ごす2人がいたりする光景って絵になるよなと思うのだ。
 そして、端の手すりに寄りかかったり、給水塔に背中を預けたりしながら、退屈な時間に身を委ねるのだ。
 もちろん、眼下に見えているビルの屋上には、夜だからということもあるのだろうけれど、そんな2人の姿は見えない。実際には屋上に出ることだって鍵などの関係で難しいのだろう。
 けれど、自分の中にそういう光景のストックがされるような気がするのは結構楽しい。
 別に特別でもなんでもない景色をいくつか知っていることが、いつか何かに役に立つかもしれないよなあと思う。
 ささやかだけれど、いつか何かに。


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 お知らせ

 窓の外に見える月は、ほぼ満月です。


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