Sun Set Days
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2002年05月08日(水) アフロ

 今日もなんだかんだでかなり忙しく、部屋に帰ってきたのは9日の0時10分くらい。ふう。
 風邪はたぶんあんまりよくはなくて、今日は電話や会って話していたメンバー数人に「声がいつもとすごく違う」と言われる。ある人は、電話で一言喋るなり「風邪ひいてるでしょ」と言われた。よくわかるなとおどろく。
 また、「声が低くて○○さんだとは思わなかった。△△さんだと思った」などとも言われる。
 もちろん、普段だって別にとりたてて高い声をしているわけではないのだけれど、それでもかなり鼻声で低く聴こえるみたいなのだ。
 かっこうみたいな声がいいなと思うのに。
 かっこう。

 今日は乗り換えのために夕方に渋谷駅を通ったのだけれど、そのときにかなりすごいアフロの女の人が歩いていた。思わず見惚れてしまった。アフロっていそうでなかなかいないので見ることが少ないし。
 しかもアフロが似合っていたし、すごく。
 僕は別にアフロという髪型が特に好きだとか嫌いだとかそういうわけではなくて、問題はその人のキャラクターや醸し出す雰囲気に合っているかどうかだと、(当たり前のことではあるのだけれど)やっぱりそう思っている。
 洋服とおんなじだ。
 つまりそれは、「アフロ」っていうある種特殊な髪型をしている人全般がいいなと思うわけではなくて、その人のしている「アフロ」は似合っているとかそうじゃないというレベルの話。
 そこを履き違えてしまって個々の事例を全体と置き換えてしまうのはかなり危険なことで(アフロ=○○とかいうような固定化)、それをついつい当たり前にやってしまいそうになっている状況というのは日々の中で決して少なくないのだろうなと思う。その方が楽だし便利だし。
 けれどもそういう考え方ばっかりを楽だからといって受け容れていたら、いつの間にか気が付くべきときに大事なことに気が付くことができなくなってしまうのじゃないかという危機感のようなものはまだ自分の中にちゃんと残っていて、それはなくさないようにしようと思う。そういうことをただ闇雲に受け容れることは、逆に自分の中の何か(あるいは感受性のようなもの)を差し出すことと同義でもあるはずで少しこわい。
 そういう意味でも、ある種の代償というか、帳尻を合わせてくる勢いのようなものの持つ力は、たぶん軽視してはいけないのだ。
 だからこそ、そういう感覚をちゃんとなくさないようにするためにはどうするかということを、理屈ばかりじゃなくてプリミティブな直感も含めて、ちゃんと感じられるように、ある種の皮膚感覚のようなものをちゃんと持っていられるように、意識してみるのも大切なことだ。たぶん。難しいのだろうけれど。
 
 それにしてもアフロ。
 もしかしたらあれはカツラだったのかもしれないけれど、もし地毛だったら髪を洗うときにはたいへんなのだろうなと思う。


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 お知らせ

 来週からまた名古屋→大阪→福岡の出張があるのです。何度目のロードだろうと思ってみたり。


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