Sun Set Days
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2003年12月19日(金) 『24』+椅子の生活

 今日は休日で、のんびりと過ごす。
 10時に起きて、髪を切りに行って、午後は部屋で洗濯機を2回回しながら、パソコンに向かって文章を書いていた。
 途中、2回電話がかかってくる。
 1本目は前の部署の後輩からで、1年前仕事を引き継ぐ際に渡したマニュアルのようなものを、さらに別の後輩に渡してもいいかどうかとの確認の電話。そんなのはもちろん確認しなくても大丈夫だし全然OKと答える。
 もう1本は、いまの部署の後輩(同じく休日)からで、夕方から映画を観に行かないかというお誘い。けれども、宅配便が届く約束になっていたので、そちらの方は申し訳ないけれど断りを入れる。日中髪を切りに行っている間に宅配便の不在連絡票が入っていて、再配達を依頼すると夜になるという返答だったのだ。
 配達員によっては、不在でもメーターボックスに入れておいてくれるのだけれど、今回届く物は価格が結構するものだったので、万が一なかった場合のことを考えて直接受け取りたかったのだ。

 19時少し過ぎに、ようやく荷物が届く。Amazon.co.jpで注文していたDVD-BOXの『24−COLLECTOR’S BOX2−』だ。
これは、アメリカのドラマ『24』のボックス・セットで、興味で1巻を購入して以来、ボックス・セットの1も購入して、毎日のように見ていたのだ。

「映画では実現不可能な、新しい24時間。」

 という謳い文句のこのドラマは、タイトル通り1話1時間(実際にはテレビCMの分があるので、45分くらいだけれど)で物語がリアルタイムに続く、はじめてのパターンのドラマなのだ。つまり、第1話が午前0時から1時までで、第2話が1時から2時まで、そして最後の24話目は23時から24時までを描いていることになるのだ。
 その試みに興味を惹かれ購入したのだけれど、いまでは結構はまって見ている。たくさんの登場人物が登場し、それぞれの状況が1画面に複数の画面が展開したりすることで表現されたり、様々な人物たちのエピソードが交互に語られたりと、最初は戸惑ってしまうような演出方法にも17時まで見たいまではもうすっかり慣れてしまっている。また、ドラマ中で「15分で着く」と言う台詞があったら、ちゃんと15分後にそのエピソードになったり、ある人物が殺されたのが「○時間前」という表現も、そのままリアルにそうで時間をはしょる通常のドラマと比べ新鮮に思えたりする。それに、見ている時間がとにかく長いので、細部まで濃密に描かれていることに感心してしまうし。

 物語は、黒人初の大統領候補の予備選の1日を舞台にし、その候補の暗殺計画を阻止しようとするテロ対策ユニット(CTU)のジャック・バウアーの活躍を描いている。妻子を暗殺テロ集団に誘拐されたバウアーは、自ら暗殺者に強制的に協力させられながらも、数々の機転で少しずつ核心に近づいていくのだ。今日届いたボックスセットも、さっそく4時間分見てしまったので残すは後7話なのだけれど、これまでも様々などんでん返しがあって、最後にはいったいどのような形で収斂されていくのだろうと結構楽しみだったりする。

 これをいま職場で地味に流行らせていて、第1巻はすでに3人目にまで渡っている。今日届いたボックス・セットで全24話、全12巻が揃ったので、これで後はリレー競争のように、見終わった人から次の人へと手渡されていくのかもしれない。


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 DVDを見るときには、部屋の中を暗くしてみる。コードレスのヘッドホンをつけて、飲み物(今日はホットコーヒー)を用意して、ちょっとしたお菓子も用意する(今日は久しぶりに「きのこの山」を買ってきた)。そして、集中して愉しく見るのだ。見終わった後、部屋の明かりをつけると、なんとなく名残惜しいような気持ちになる。特に、今日の『24』の場合は、まだ続きがあって後ろ髪も引かれたのだけれど、明日の仕事のこともあるしとなくなく続きを見るのは我慢した。毎日ちょっとずつ楽しんでいこうということで。

 いま部屋の中を見回してみると、趣味のための部屋と言うか、一人で机に向かっていろいろするのにかなり適した部屋になっているよなあと思う。もちろん、そういう部屋にしたくて少しずつ物を揃えたり配置を考えたりしていた結果なのだけれど、自分の生活は完全に「椅子」の生活だ。

 大きく分けると、床に座る生活か椅子に座る生活かになると思うのだけれど、僕の場合は完全に後者だ。いまは2DKの部屋に住んでいるのだけれど、ダイニングにはダイニングテーブルと、それに合わせて椅子を2脚置いているし、洋室の方には宝物のひとつでもある趣味&仕事用の平机があって、それに合わせてやっぱり椅子を置いてある。もうひとつの和室には椅子はないけれど、ベッドを置いていて、基本的に眠るときにしか入らない部屋なので、家にいるほとんどの時間は椅子に座っていることになる。あるいは、立っているか眠っているか。

 一人暮らしをはじめてもう10年以上経つけれど、部屋に常に机はあったので、思い返してみると最初から椅子の生活の比重が高かった。フローリングの部屋が多かったこともあって、ラグを敷いていなかったこともあって、床に座るということはあんまりなかったのだ。ただ、昔の友人や昔の恋人の部屋のことを思い出してみると、どちらかと言うと床に座る部屋の方が多くて、確かにその方がくつろぐことができる面はあるよなとも思う。カーペットやラグの上にセンターテーブルや家具調コタツがあってというような感じの部屋だ。

 もちろん、椅子主体の部屋だからと言って部屋でくつろいでいないかと言うとそんなことはないのだけれど、けれども床の部屋の方がくつろぐことはできそうだなと思う。でもこれは自分が選んできた生活スタイルやパターンに拠るものなので納得しているし満足もしているのだけれど。


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 ブリトニーのニューアルバムでは、「Everytime」が一番ツボなのです。


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