Sun Set Days
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| 2004年01月19日(月) |
『ミスティック・リバー』+『タイムライン』+横浜大世界 |
今日から5日間の冬休み。僕の勤めている会社では、仕事柄土日祭日に働いていることもあって、夏と冬にある程度まとまった休日をとることができるのだ。 そして、前回の夏休みには旅行に出掛けたのだけれど、今回の冬休みはずっと部屋にいる予定。というのも、来月に社内の試験を受けるので、その勉強をするのにちょうどよいのだ。もちろん、日々少しずつ勉強をして冬休みには旅行にというプランもないわけではなかったのだけれど、なんだかんだで日々慌しくて、結局冬休みにまとめて勉強しようということになってしまった。
けれども、まったく勉強だけではせっかくの冬休みがちょっと残念な感じでもあるということで、今日は後輩と一緒に映画を観に出掛けてきた。朝9時過ぎに待ち合わせ、それから出発。冬休みなのに6時30分に起きてしまい、身体に染み付いた習慣にやれやれと思う。最近では、目覚ましがなくてもこの時間に起きてしまう日さえあるのだ。
映画は2本続けて観た。『ミスティック・リバー』と『タイムライン』。どちらも面白かった。ただし、その面白さの種類がそれぞれの作品でまったく異なるのだけれど。 『ミスティック・リバー』はちょっとしたボタンのかけ違いがあまりにも重いずれとなってしまったリアリティのある物語で、『タイムライン』はいかにもハリウッド風のベタな展開の(けれども面白い)娯楽大作。ということで、観た順番もちょうどよかったかもしれない。
『ミスティック・リバー』はクリント・イーストウッド監督、ショーン・ペン、ティム・ロビンス、ケビン・ベーコンが共演しているというだけで、もうその質の高さのようなものが伺えてしまうような作品だ。子供時代の友人たちに起こったある事件が、数十年後の中年になったかつての少年たちに色濃い影を落としてくる。どこにでもあるような小さな町でも日々様々な事件が起こっていて、それらの町に生きる人たちもみな傷のようなものを抱えていて、それでも時間は等しく流れて行く。川の水の流れも止まることがない。見終わった後に、そんな「現実」ということを考えさせられる作品。
『タイムライン』はマイケル・クライトン(『ジュラシック・パーク』などの原作者)の小説の映画化。人間をFAXのように量子的に分解して過去に飛ばすことのできる機械で、百年戦争当時のフランスの小さな町に行く冒険譚。すでに見ていた別の後輩が「オチがわかっちゃったところが残念」と話していて、確かにオチは全然途中でもわかってしまうのだけれど、見所が盛り沢山で愉しむことができた。
予告編では、『ロード・オブ・ザ・リング』に少し泣きそうになってしまう。かなり劇的な完結編になりそうだ。
映画を観終わった後、中華街へ。昨年オープンした「横浜大世界」に入る。 ここは、いわゆる中華料理のテーマパークで、ラーメン博物館やカレーミュージアムの中華料理版と言えばわかりやすいかもしれない。小さなビルの様々な階に、中華料理の有名店や日本初出店の店が揃っているのだ。 まず入場料を払う。500円……。ちょっと高い。ラーメン博物館でも350円なのにと思いつつ払う。 それからエレベーターで最上階の8階までまず強制的に上がらされ、そこで1920年代の上海の映像を見たり、京劇の西遊記のショーを見たりして飲食店が並んでいるフロアへ。各フロアはオープンフードコート形式で、それぞれの店で頼んだものをフロアの各所に点在しているテーブルと椅子で食べるといったもの。 お腹が減っていたしちょっとずついろいろ食べたいということもあって結構食べたのだけれど、結論としては飲茶関係は美味しいけれど、それ以外は……という感じだった。特にご飯ものとラーメンはあんまり……(ファストフード的な感じが強かったのだ)。ただ、小籠包や蒸し焼き蟹まんじゅうはとても美味しかった。あと、最後のデザートとして食べたソフトクリームも。
それから中華街を少し歩き、途中道路沿いで蒸している豚まんを買って、それを食べながらさらに歩いた。平日だというのにたくさんの人が歩いていて、なんだかんだ言っても多くの人が訪れているのだなと思っていた。
そして元町へ。新聞で新しい街づくりを進めてきた元町商店街の1期工事が完成し、18日に「まちびらきオープニング式典」があったというのを読んでいたので、せっかくだから見に行こうということになったのだ。 実際にはまだ1期工事ということもあるのだろうけど、何か別に特別な感じではなかった。主な変更点も商店街のそれぞれの方向の入り口につけられた大きなアーチ以外にはなかなかわからなかったし(実際には、元町の歴史を載せたパネルが用意されていたり、道路の段差をなくしたり、街灯の照明も工夫しているのだという)。 タワーレコードを覗き、最後にはスターバックスでコーヒーを飲んだ。 2月1日に開業する予定の地下鉄みなとみらい線の元町中華街駅は入り口がシャッターで閉ざされていて、不思議な感じはしたけれど。
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