Sun Set Days
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2004年05月02日(日) 同じ話

 昨日は7人で焼肉を食べに行って、今日は7人でラーメンを食べに行った。
 焼肉屋はほとんど貸切状態で(24時閉店の店に22時過ぎに到着したせいかもしれない)、ラーメン屋はこの間中華街に行ったときに座ることのできなかった円卓になぜか座ることができた(ラーメン屋に円卓があるのもどうなのだろう? とは思うのだけれど)。
 どちらの店でもいろいろと話し、笑った。

 当然のことながら数人顔ぶれが変わることがあっても基本的には同じメンバーなので、同じ話だって何度も繰り返されている。けれども、それでもやっぱりおかしいのだ。不思議なことに、同じところで同じように笑ってしまうのだ。

 そして今日ふと思ったのが、同じ話で盛り上がることができるようなメンバーというのは、やっぱり得難いものなんじゃないかということだ。
 それは同じ話題やネタが繰り返し出てしまうくらいいろいろと話しているということを意味しているはずで、それだけ一緒に過ごしている時間が長いということはたぶん悪いことじゃないのだろう。もちろん、今日一緒にご飯を食べた7人のうち僕を含めた3人は1ヶ月以内に別々の場所に転勤してしまうのだけれど、だからこそそんなふうに思えるところもあるのかもしれないけれど、やっぱり同じようなメンバーで、同じような話をしていられるというのは、ありがたいことだよなと思う。
 くだらない話が多いのはまあ脇へ置いておいて……


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『ホーム・デポ 驚異の成長物語』再読。バーニー・マーカス、アーサー・ブランク、ボブ・アンデルマン著。島田陽介訳。ダイヤモンド社。
『一冊の手帳で夢は必ずかなう』読了。熊谷正寿。かんき出版。

 前者は、以前読んで本当に面白くて、店長になる前に読もうとぼんやりと思っていた本。店長になることが決まったので、引っ張り出して再読してみた。
 副題に「ゼロから3兆円企業をつくった男たち」とあるように、熱い成長物語で、店舗の面白さの醍醐味のようなものや、フォー・ザ・カスタマーの精神のようなものがかなり感じられた。ホーム・デポというのはアメリカで第一位のホーム・センターのチェーン店で、大きな倉庫のような店を持つ会社だ。実際の店舗にも入ってみたことがあるけれど、材木や天井につけるファン、あるいは工具など、住に関する多くのハード・グッズが高い天井近くまで並べられた巨大な店舗だった。よく話題に出てくるウォルマートやターゲットなどと同じように見ていて圧倒される、考えさせられる店で、業態を作り出したことにはやはり大きな意味とアドバンテージがあるのだと実感させられる。

 日本でも同様の流れがあったのでわかりやすいとは思うのだけれど、かつて住に関する商品は、それぞれ○○屋というところで購入されていた。たとえば金物屋がそうだし、水道関係はその業者に、壁紙はまた別の業者にといった具合にいちいち異なる店舗や業者に頼まなければならなかった。けれどもホーム・デポは店に来さえすれば、住に関するニーズを全部一箇所で叶えることができるということを売りにした。売る側の都合による○○屋ではなく、顧客の生活状況に合わせた商品を一箇所に集めた新しい業態を開発したのだ。いまではそのようなホーム・センターは別段珍しくはないけれど、それでもホーム・デポがそれをいまある形のように作り出していったのだ(ただし、アメリカのホーム・センターには日本のようにヘルスケア商品などは取り扱っていない)。

結局、顧客起点の企業や店舗が生き残り成長するのは自明の話だ。他社や他企業の話はすべてと言うわけではないけれど、本当に興味深いし参考になるなと思う。

『一冊の〜』は最近ベストセラーになっている書籍で、面白そうだなと思って購入、読了。GMOグループの社長の書いた本で、一番印象に残ったところはビジョンを抱いてそこから逆算して活動を続けている点。夢とか理想だとか、そういった大きなビジョンを描いている経営者は魅力的だし強いのだろうなとあらためて思う。


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 お知らせ

 ゴールデン・ウィーク中は6連続出勤です(稼ぎ時ですしね)。曜日の感覚がない感じです。


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