| 2003年03月03日(月) |
Studio Life公演『トーマの心臓』 |
友人に誘われてスタジオライフという劇団の『トーマの心臓』(原作:萩尾望都)の公演に行ってきました。彼女は古参ファンらしく、もう何度も公演を観ているそうです。私は初見でした。 以下、簡単な感想です。
スタジオライフという劇団は、劇団員が全員男性らしいです。よって女性役も男性。 でもまぁ、今回の公演演目は『トーマ』。メインは全員男の子なので無問題です。 ところでですね…懺悔しますが実は私、公演を観るまでトーマの物語の内容の大部分を忘れていました(死) あのトーマを!少女漫画界における不朽の名作『トーマの心臓』を!忘れてました〜!! こんな奴に少女漫画好きを自負する資格なんてありません。ああおバカさん。
とまぁそれはともかく(ともかくかよ)、劇の内容的にはさほど問題はありませんでした。普通に面白かったというか。 トーマの話自体がギムナジウムという舞台設定なので、男の子同士の絡み(つってもキスだけ)が出て来るのはちょーっと恥ずかしいですが。 劇団の皆様は大変ですね。役になりきらないとダメなんだもんね。
登場人物のモノローグが字幕で出て来るのはちょっとばかり笑わせてもらいました。確かに独り語りが多い話だから演じきるのは難しいかもしれませんが…。 いや、でもそれは別にいいです。
ただ…えーと、これだけは劇団ファンの方に殺されるのを覚悟の上で言わせてもらいます。
オスカーの髪はパーマじゃねぇ。巻き毛だ。
うぁぁぁぁ!すみません!役者さんがどうこうというんじゃないんです〜! ただ、ただ、私はオスカー・ライザーがトーマの中で一番好きなんです!それだけなんです! 欧米人の巻き毛の質感を出すのが難しいのなら、普通にストレートヘアにしてほしかった…ゲフン。
更にトンデモなことを言わせてもらうなら、一番印象に残ったのは客演のニイロ(NIRO)さんという役者さんでした。 彼はサイフリートという不良(?)少年の役だったのですが、最初出て来た時、あまりの強烈さに私が抱いた感想は「……ガクト?」(←マジ)。 いやもうその強烈さたるやセカンド・インパクト並。 おかげでニイロという名前が頭の片隅にこびりついて離れません。彼の名は私の心に永遠に刻まれました(ホントかよ)。
大体において結構面白かったとは思います。狭い舞台を有効に使っていたし、ほぼ忠実に話を作ってましたしね。原作の持つあの不思議な透明感というか、儚さを出すのは、やはり生身の人間には難しかったか…という思いは多少ありますが。 この劇団さん、次の演目は『OZ』(原作:樹なつみ)らしいです。 次も少女漫画原作なのか…っていうか次のは主人公が紛れもなく女の子なんですが大丈夫なんですか(汗) 余計な心配ですか?(笑)
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