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■ −クリスマス・キャロル−
予約もないチキンなんてない ママに頼まれたイブの夕方 ケンタに寄ることもなく 何も買えずにトボトボ帰る
一人車を運転してた時 ラジオからキャロルキング 思わず上げたボリューム 思わず停めた車は路肩
タバコを取り出し吸ってみる カーステレオの光りだけ見ていた ハザードだけ光っていた
何かを懐かしむ訳でもなく 誰かを求める訳でもなく
そのまま過ぎ去って行く 楽しそうな家族やカップル 眺めている私にはチキンもない
そのまま過ぎ去って行く 流れた時間や映っていた光景 眺めている私には何かがない?
タバコを吸い終えたら そのままの気分で帰る スイッチを切り鼻歌を 口ずさみ、ハンドルを叩き ワイパーは雨を叩き
彼女の歌声で満たされた夜 こんなクリスマスも悪くない また来年だってやって来る
帰ろう 友達と家族が待ってる家まで 帰ろう そしてビールでこんな夜を祝おう
キャロルキングと共に クリスマスキャロルを・・
2001年12月24日(月)
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