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2002年05月05日(日)  抱きしめて
今日は、嘉之の起きる時間に合わせる。疲れているのは嘉之ばっかりだから。

お昼頃に、お迎えにきてくれる。
「姫、着きましたよ」とメールが入る。
「じいが迎えに来たから行って来ます♪」って母さんに残して出かける。
笑いながら、「はいはい」って見送られる。

じいって呼ぶと、「俺は王子じゃないんか??」と凹む(笑)
今日も、いくあてもなくうろうろ。いつものようにプリクラをとる。
GWでいつもよりにぎわう店の中をうろつく。

なんとなく嫌な雰囲気になって車の中でけんかをする。
イライラしてお互いがぶつけ合う。
目の前にいるケンカは痛い。いつもは電話で目に見えないから。
見えないケンカも辛いと思ってた。
でも、やっぱり怒ってる顔が目の前にあるのはもっとキツかった。
「うるさい。だまれや。」その一言でケンカが終わった。
ううん。おわったんじゃない。その一言で、何も言えなくなった。

そのまま二人ともだまったまま家についた。
お互い疲れててイライラして、お互いに当たってただけ。
そんなのわかってた。でも、なにもいえなくなってた。
ごめんね。ってあやまるものなのか。なんなのか。どっちも切り出せなかった。
そのままあたしは無言で降りてドアを閉めた。
嘉之も何も言わずバイトに向かった。

帰ってからも、元気がでなかった。
そんなあたしに母さんはなにか感じたのか。
いやに明るく振舞った。でも、あたしの笑顔はぎこちなかった。
最後の日を前に、なんって言い出せばいいだろう。
明日はあえなくなっちゃうのかな。そんなのイヤだ。
そんなことばかり考えて、「今すぐ逢いたい」そうメールを打った。
バイト中なのはわかっていたけど・・・。
とりあえず、大きな期待はしないでバイトが終わる時間まで待った。
「起きてる?」そうメールが来た。うんって送り返すと、
「今から1時間後に行く。」そうメールが来た。

着いたよってメールが来てあたしは急いで出た。
嘉之は家の近くまで車から歩いて来ていた。
走っていくと、嘉之はあたしを抱きしめてキスをした。
その後、珍しく二人でゆっくり話をした。

それから、あたしの家に帰ってきて、二人で眠った。
最後の夜、ずっと抱きしめられて眠った。
いつもより暖かい体が、あたしの体をいつまでも抱きしめてた。


・・・そして二人で眠っているところに、父さんが帰ってきた。(笑)
来ている事をしらなかった父さんは相当驚いて、母さんを起こしたらしい(笑)
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