2002年05月27日(月) |
変わっていくものと変わらないもの。 |
人には変わっていくものと変わらないものがあるのだろうと、ふと解釈できた。
ボクにとって変わっていくものとは、興味の向く学問領域ではないのだろうかと思う。それはボクが飽きっぽいとか、そういう次元の問題ではなく、ボクはあらゆる事に対して頭を使うという事に本気になれるのではないだろうか。つまり、頭を使うことが出来るなら、或いは考える能力さえあれば出来る事が好きなのではないだろうか。
だから、心理学に興味をもてるし、同時に文学や社会学のような領域であっても興味が持てる。
ボクは身体能力が低い。瞬発力も持久力も並以下だと思う。よくて平均程度。 基本的な能力が低いのだ。 何が違うのかといえば、それは方法が違うのだ。 同じ目的を達成るために、他人とは違う方法を取っている。 だから、もし、他人と全く同じ方法で事を進めたなら、たいていの分野でボクは負けるだろう。
そんなボクの中で、唯一、平均以上の能力を持っているのではないかと思えるのが「頭」だ。 ボクは頭がいいのではないかと、自分で思っている。 一般の平均以上にはいいのではないだろうかと思っている。 だから、もしかしたらこの頭を使う事なら、どこか一点であっても天才達の牙城に食い込めるのでないかという想いを抱いてるのではないだろうか。
「頭」を使って天才達の領域へ到達するための手段として、何らかの学問がある、と解釈できる。だから、より高みへと達することが出来るならどのような学問領域であっても、興味が持てれば、かまわない。
その点から考えると、ボクにとってバイクという存在が、何があろうとも変わらず興味の中心にあるという事実も新たな解釈を与える事が出来る。
ボクにとってバイクとは、身体能力に左右されず、頭、言い換えれば「センス」で誰よりも速く走ることが出来るものなのだ。ボクが今まで感じることが出来なかったほどの、身体に直接与えられる快感をもたらしてくれる存在なのだろう。
だから、ボクはバイクに中毒になり、もはや止められないのだ。ボクにとってのバイクは変わらないものであり、ボクがバイクからそう簡単に降りる事は有り得ない。
変わっていくものと変わらないものがある。 ボクは、本気になれるものが欲しい。 そして、まだ誰も到達したことのないほどの高みへと昇っていきたいという想いを抱いているのだろう。 ボクにとって、それが変わらないものであり、ボクの「基礎」なのだ。 ならば、この基礎さえガッチリとしていれば、その上に建つ建物も安定する。 それに、建物は建て直す事が出来る。 あまり、不安になる必要もないのかもしれない。
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