2002年07月12日(金) |
それ以上でも以下でもない |
事象とは全て、それ以上でも以下でもない。 なので、思考は思考なのです。 そして、実践は実践なのです。 実践に役立つ思考はあっても、実践の代わりになる思考はない。 実践は思考の彼岸にある。
だが、ボクは理想という同一尺度上で思考と実践を計る事をしていた。今もその思考ルーチンを使っている。 そこで理想と現実の乖離に悩むのだ。 そこで思考と実践の乖離に悩むのだ。 思考は飛躍することが出来る性質を持つ。 実践における飛躍は至極、困難と力を必要とするものであり、ボクにそれほどの力は頻繁に出すことなど出来ない。 そして、その力を発揮した後は、力尽きるのだ。 次の跳躍までに、力を貯めておかなければ。
だが、思考はそれほど体力を必要としない。 実践に比べて、波のサイクルが短い。 そして、同一尺度上で飛躍した思考は、実践を置き去りにする。 飛躍した思考が実践のプロセスを、煩雑な手続きを面倒にさせる。 力もなく、煩雑で面倒な手続きをボクは嫌う。
出来るなら、あまりにも時間と労力を要する実践を省きたい。 だから、予定調和な世界に没頭したいのだ。 高度に予定調和された世界は、すぐに気持ちいい。 短い手続きでイケる。 「おそばにいさせてください」だけで充分、イケる。
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