ねこねこソフトが解散するそうだ。 TKSK君あたりが反応するべきネタなのだろうけれど、デリダや岡崎律子が亡くなったときと同じような感傷を感じているので、そのことを記しておきたい。
少なくとも、僕の世界においてはデリダが亡くなるのと同等の喪失だと思うのだ。 僕はこのメーカーについてはみずいろしかやっていないし、さして詳しいわけでもない。 けれど、同人あがりの商業メーカーとして、時代の一角をきちんと担ってきたことは確かだと思う。 堅実に業界の空気を担ってきた、そして片岡ともはステージななで何かを試みようとしていた。 そういうメーカーが亡くなるのは惜しまれるべきだと思うのだ。 もちろん、メーカーがなくなっても、そこにいた人たちは他に活躍の場を移すだけだろう。 それでもねこねこソフトという象徴が亡くなるのは事実だ。 それは僕に時代の流れを明確に感じさせる。 だから、僕はこの日記にわざわざ記す。
2006年1月27日深夜 自室にこもってギャルゲーのシナリオを書きながら。
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