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1センチ動いた星 - 2004年09月14日(火) なにやら心ココにあらず 現実なんだけど非現実な空気 いまいち自分の感情が理解できないような なんとか流星群が来た日 東京から舞い戻った友達が夜中に 景色の綺麗な山に登ろうと誘ってきた 彼氏を含め4人で向かった先には 沢山の人が居て 皆が空を眺めてた深夜1時 ふと 近くなのか遠くなのか分からない距離から 『あ 星が1センチ動いた』 そう聞こえ思わず吹き出した。 この地球から見ていて 星が1センチ動いたら 実際はどれだけの距離を移動することになるだろう その距離感がわからなくて 不思議な気持ちとおもしろい気持ちと 寒さと眠さが入り混じったその時間は なんだか神秘的で滑稽だった。 そこに居る誰もが空を見上げて 星が一つ流れると歓声を上げた ほんの500メートル先に行けば 何も見えない暗闇の山の中には まだ野生の鹿が居た 体が冷たくなり心が洗われるかと思いきや 山の中なのに火のついたタバコを投げ捨てる馬鹿が居て 夢と現実が混ざったような 美しいものと汚いものの混ざったような なんとも形容のし難い状態 それでも綺麗だと感じる星と それでも汚いと感じる人間は 理想と現実の距離だけをはっきり示した 星は1センチ前に動いた 人の心は1センチ後退した ただそれだけの事かもしれないけど 遠く遠くかけ離れたのだろう。 水鳥。 ...
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