闇の底に...Cuckoo

 

 

いじめの事実を聞いた後の初登校 - 2005年10月01日(土)

子供にそう告げられたあの日から
1週間
子供が自分でいじめられていると認識してから
2週間

何もしてないわけが無い

あの告白の後悩んで
悩んで悩んで泣いて寝れなくて
気が付いてあげれなかった自分が情けなくて

その翌日からの連休は遊び倒した
翌日は梨狩りに行って全員でお腹を壊した
その次の日には初川釣りにいった
最後の日は子供のスポーツクラブでフリマに参加
忙しすぎる連休 彼は笑って過ごした
けどその連休の最後の夜彼は
学校に行きたくないとアタシに行った

毎日先生から電話があった
連休最後の日の夜 アタシから電話をした
どうしても行きたく無いと言うのなら行かせません
どうしても学校を転校したいと言うのなら転校させます
けど彼が自分でがんばる努力を奪う気は無いです
これからクラスでどう対応するか教えてください

直前まで学校を拒んだ我が子は
給食当番の白衣を持っていかなきゃいけない
そんな些細な理由で行く決意をした
前週給食当番だったのはある意味
彼に行く理由をつけるのにとても重要な役割となった
アタシは彼と話をした

例えばキミの事をなんとも思って無くても
なんとなく相手についている子も沢山いると思う
本当は遊びたいんだけどその場の雰囲気で誘えない子もいると思う
キミがその全てを敵だと思ってしまったら
相手もそう思うんだよ
勇気を出して自分から話し掛けてみるのが大切じゃないかな
もし相手が話をしてくれたら
何が悪いか聞けるかもしれない
何も考えてなかったのかもしれない
とりあえずがんばって行く
けど無理だったら早退していい
先生には手紙に書いておく
キミ次第でいつでも早退できるようにしておくから
がんばれ

そう
相手は数人じゃなかった
クラスの男子12〜3人
そう彼は言った
三十人のクラスで男の子は15人程度なのに。


アタシは彼に逃げ道を用意して
送り出す事にした
それは結果大きく彼に安心を与えたらしい
『1時間目に帰ってもいいの?』
もちろん
『いつくらいがいいかな』
昼ご飯までがんばるって自分で決めておけば?
『じゃぁ給食までがんばってダメだったら帰ってくるね』
うん 無理はしないで けど努力はする
『わかった』

その日 夕方仕事を終えて帰宅したら
祖母がこっそり言ってきた

『学校早退しないで 終わって帰ってきたら
 友達の家に遊びに行ったよ』

寝る前彼が言った

『ママの言うとうりがんばって一人話し掛けてみたら
 また仲良くなれたよ!がんばったんだよ!』

彼はがんばっている
一人ぼっちじゃないことを知った
その後 もっと嬉しい話を聞いた
それは数日先の話だけど

アタシは彼の努力を支える事にした
それは
自分の中の怒りを押さえるという
苦痛を強いられているけど
日々相手の子と親に対する
怒りを押さえなくてはいけないという
苦痛を。


         水鳥。


...




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