闇の底に...Cuckoo

 

 

終焉 - 2005年10月04日(火)

どうやら
子供たちの残酷な遊びは終わったらしい
笑顔の戻った我が子を見ると
嬉しくもあるし
悲しくもある


子供から苛められていると告げられて
随分経ったような気分

彼が一人だと泣いていた
勇気を出して学校に行って数日
帰ってきて言った言葉があった

『ボクと居ると一緒に居る子がいじめられちゃうんだ』

そうか...
淋しいことだけど苛めには必ずついて廻る
身内を集め集団を大きくする
仲間は多いほうが楽だ
いろんな意味で。
分かっているけどイラつく

『けどね 〇〇君は 死ねって絶対に言いたくないって言ってくれて
 だから一緒に遊んでいるの』

小学4年生の男の子だ
その内の一人が
苛めている子に
あいつ(我が子)に死ねって言って来い
そう言われたらしい
それを断ったんだそうだ

そういわれ実際に言いに来た子の数は少なくない
それで悲しんでいた
だけどそうじゃない子が居た

ものすごくいい友達が居るね
そう言うと
幸せそうに笑った。

しかし今週になって
事態は終わりに近づいてきていた
我が子の友達が一人一人相手についていき
もう孤立してしまってきていたのだ。


だけどそんな事は長く続かなかったようで
誰もが嫌になっていたようで
ウンザリしていたようで
そして
男の子親がみんな
その事態に気が付いてきていたようだった


終わりはあっさりやってきた
子供が帰宅して
数週間ぶりの満面の笑みを浮かべて
仲直りをしたと言った

彼とはゆっくり話をした
けど問題が一つ

子供の喧嘩は仲直りですんだ
だけど親の問題が残った
どうやら相手の親は

『うちの子は絶対そんな事をしない』

そう言い張っているらしい
そして明日は授業参観
終わってからクラス懇談会

嫌だなぁ

なんだか今度は
アタシが集団でいじめられる気分だ
落ち着くように
そう友達からメールが何度も来る

落ち着く
何週間も前から我慢している
だから明日も乗り越えよう

どうか子供ががんばった努力を
アタシが無駄にしないように。



            水鳥。


...




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