闇の底に...Cuckoo

 

 

押し付けあう親たち - 2005年10月13日(木)

あれから随分更新が遅れました
もう 日々忙しくて
あの時 同時行進で親友の旦那の浮気問題にも
大きく関わってしまい対処していたので
これものちほど書くと思いますけど...
のんびり生きたい。



あの日 懇談の日
前回の日記に間違いが一箇所ありました
懇談の始まったのが15:00でした
あれから我が子は学校が楽しいと言います
だけど集団は嫌いと言います
『集団を見るとさぁみんな俺の悪口言ってると思っちゃう』
その言葉を聞くだけで今だ怒りが湧きます

懇談の2日前

仕事を早退して向かった先は
子供と同じクラスの子の親の家
その子は『相手側』だった。
幼稚園から仲の良いほかのクラスのままにメールで呼ばれ
その子の家に行った
噂は聞いていた
何かと『噂の集まる人』だと
平たく言えば 噂好きの中心人物だと今は思うけど
その時は救いの人にも見えた
『うちの子はねボーッとしているからなんとなくあの子(相手)について
 だけど本当は何も考えてないみたいなの』
そう その後何度何人の親から同じ言葉を聞かされたか
キーは ボーっとしているから
その親は前年度学級委員をしている
だから 余計に話を聞く
この問題を懇談で出して
先生を責めようと思うの

懇談当日

誰もアタシに話し掛けてこなかった
遠くから眺めるだけだった
ボーッとしている子達の親だ
そしてそっと話し掛けてきたのは
いじめていた当人のお母さんだった
数ヶ月見てない間に老けてしまったお母さんだった。
その反面アタシは
いつも以上にしっかり化粧して
髪も巻いて
おねえな服着て
そりゃぁだれも話かけれないよね。

そのお母さんは謝りながらも言った
アタシはそこまでうちの子が言ったとは思えない と
そこまでとは
I(我が子)に死ねと言えと友達に脅迫したこと
消えろと言ったこと
などを含んでいた

『他のお母さんから 懇談に出るように電話があって』

アタシにもあった
出るつもりだったから気にもしてなかった
その人の言う
『当事者の居ないところで話があったら嫌かと思うし』
というのも
浅はかながら納得していた
けど彼女はそのことに猛烈に反感を抱いていた
誰もが自分の子を悪く言うと怒っていた
実際誰もが耳にしていたんだ 死ねとうちの子に言った言葉を
誰もが見ていたんだ うちの子を完全に孤立させたのを
けど彼女にはもう見えていなかったんだと思う

懇談の最後にその話は出た
なぜこんなことになる前に対処しなかったんでしょうかと
学級委員のお母さんが先生に言った
その人の子は女の子だった。
先生から説明があり
今後の対応の説明もあった
最後に2日前に家にお邪魔した人が話をした

『当事者同士は話し合いをして解決したでしょうけど
 巻き込まれた子達にその二人が謝るかしないとみんな納得しない』

その時やっと分かった
ボーッとしている彼女達の子供は
うちの子を苛めたんじゃなくて
巻き込まれたんだ と言う妙な解釈を。
巻き込まれたから死ねと言って笑って一人の子を孤立させてたんだ
なるほど
そうゆうことだったんだ

アホみたいにそんな事を考えながら
我が子が眺めてただろう景色を
我が子の席から眺めて見た
その世界はあまりに狭く小さかった
前の席の子達が振り返って中指を立ててくる
そう聞いていた
前の席はあまりに我が子の席と近かった
そうか あの子はこの狭い小さな世界を
更に狭く小さくしなきゃいけなかったんだ


他のお母さん達は言う
脅迫されたから と
ボーッとしていて何も考えてないのだと
苛めの張本人とされる子のお母さんは言う
なぜうちばかりなのだと
うちの子はそんな言葉を言わないと

それを苦笑しながら眺める
おいおい
そこまで分かりやすく責任を押し付けあうなよババア

懇談の最後に苛めていた張本人と言われる子の母
彼女が手を上げ言った
『ごめいわくおかけしました』
明らかにふてくされていた
アタシも言った

『今の現状を見ると うちがいじめられていると
 何も知らない方はそう思われるでしょう
 でも うちもその前は他の子にきつく言って傷つけたりしていたんです
 それを毎日家で話し合ってきました
 そして彼と話して 彼はその事実を知り 謝るといいました
 だからアタシもココでみなさんに謝ります
 彼もアタシも今回でわかりました
 誰でも いじめられる可能性があって反対にいじめている可能性があるのです
 誰でもそうなる可能性があるのだから 家庭でもっと話をして欲しいと思う
 今回は大変みんなを混乱させてしまってすみませんでした』

その日の夕方

帰宅が午後6時半を過ぎていました
不安そうに迎えた我が子に笑顔で大丈夫だと と言いました
そして電話が鳴りました
2日前に家にお邪魔した人でした

『水鳥。さんの話はみんな よかったねぇって言ってたの
 アナタはよく子供を見ているって
 だけどあの人(いじめの親)はねぇ』


大声で笑い出しそうになった
お前わかってんのか?
あの最後の言葉は彼女に言ったんじゃないぞ
お前らだ
一人に責任押し付けやがって
当事者二人がみんなに謝れって?
じゃぁおまえら全員の子供がうちに謝罪にこいよ

その言葉を飲み込んでアタシは言った
『ありがとうございました』 と。


結局は 学校で無邪気に笑う子供たちは
人を深く傷つけたという認識も無く
そして親たちまでもが 人に責任を全部押し付けて
訳知り顔で噂話に花を咲かせていただけだった
当事者というのは 全員だという認識すら無く。
クラス1 いや 学年1若い母親であるアタシが
少し離れたところから 親同士の罪の擦り付け合いを
苦笑しながら見ていたという事だろう
これから先 我が家を除いた親ドモが
もめる事になるのは目に見えているけど
もうどうでもいい
所詮大人なんてこんなもんなんだよ

そうでしょ?そこの『親』さん






          水鳥。


...




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