【読書記録】恩田陸「劫尽童女」 |
ストーリー:その昔、博士は施設からいなくなった。消息の途絶えた彼を探し求めるハンドラーとシェパードのアレキサンダー、そして施設の仲間たち。天才である博士のしていた研究とは、そして博士の唯一無二の子供の存在とは…。(VOLUME1.化現より)
あら!案外新しい著書なのですね!もっと前な気がしておりました。かわいらしい少年少女がこちらに走ってくる表紙に、ほんわかめのお話を思い浮かべたのですが、まったく…ではないのですが、想像していたお話とは違っていて、どちらかといえば常に緊張を強いられるストーリー展開でした。VOLUME4もかなりのインパクトがありましたが、1の世界観・設定が見事で、読み終わったときのほの暗さがあるのに、ただただ魅せられており、一冊があっという間でした。どちらかといえば、『ロミオとロミオは永遠に』の雰囲気に近いものが合ったように感じます。 NO.10p322/光文社/02/04
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2007年08月04日(土)
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