【読書記録】梨木香歩「家守綺譚」 |
植物の名前がついた掌編集。書き下ろし作品とあるだけあって、とても雰囲気がある作品になっています。ジャンルでいうならば、和風ファンタジーかな。主人公が住まう家はもちろん、係わり合いになる人間たちもとても古風でどこか別世界(もしくは時代背景の違い)を感じるところですが、とりあえず現代のような設定なのかなぁと見受けました。サルスベリが可愛くて、いじらしくてそのあたりも見ものです。こう、蟲師系の落ち着いてゆっくりとしたときの流れにほっとさせられるお話。NO.18■p155/新潮社/04/01
|
2008年06月05日(木)
|
|