【読書記録】加藤実秋「モップガール」

ストーリー:輝ける自分を求めて、今回は掃除屋業にアルバイト社員として就職した桃子。しかし、この掃除屋、ただの掃除屋業だけではなくワケアリ物件まで片付けるとんでもない掃除屋だった――。普通は目を覆いたくなるような現場で、今日も作業にいそしむ桃子と社員だったが、桃子の変調により事は思いも寄らぬ方向に展開する。

『インディゴの夜』シリーズで、バラエティ豊かなキャラクターたちとテンポの良い軽い小説が光った加藤さん。そんなわけで、期待を込めて借りてきたのがこの本なのですが、あまりにもパターン化した内容に少しがっかりしてしまいました…。基本形態、特にキャラクタライズがインディゴと変わりなく、表現も型にはまったようなものが目に付いて残念。映像化のために作られた小説とのことですが、映像かもされているのでしょうか…?
期待感があっただけに多少辛めな意見かもしれませんが、あのノリを大切にして今後も新たな作品を生み出されるのを期待しています。NO.22■p333/小学館/07/09
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大きな期待をせずに読めばそんなにつまらないというお話でもなかったような気がします;私の場合は期待が大かったので、その分を差し引きしてお考えくださいませ。それと、映像化したテレビ朝日の深夜ドラマから入るとまた違ったイメージだそうで。参考までにメモ。
2008年06月18日(水)

ワタシイロ / 清崎
エンピツユニオン