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みかんのつぶつぶ DiaryINDEX|past|will
![]() 新学期が始まりました。娘はこの寒空に短いスカートに生太もも出して出かけて行きます。冷え症の原因ですな、あれじゃあ。タイツを履きなさいといっても聞く耳もちません。やれやれ・・・ で、息子はというと、9時半頃余裕で出かけていきましたがどうなってるんでしょうねあの学校は。始業式、終わってるんじゃないの?学校に着く頃には・・・というか、学校の方が思ってますね、どうなってるんだかあの生徒は、と。すみません。 どうしてこうも変わり者になってしまったのか、不思議で仕方がない。こんな息子じゃなかったはずだ。中学生になって、みんなが掃除をさぼっていても黙々と作業をしていると褒められた二年生の面談。そう、真面目なんだ、純粋に。やることはやらなければ、っていう精神ね。 それが三年生の面談では、高校受験の話しよりも掃除をしないという先生の苦言が主で(汗)先生、掃除以外の話しはないんですかとツッコミたくなるほど掃除をしなくなったらしい。真面目くんを卒業したんだ。 姑と同居をしている時にも、私が仕事でいない昼食にお餅を焼いてくれたり。そのお餅も、あまり柔らかくするとおばあちゃんが喉につまらすといけないから硬く焼いたりする気遣いがあったり。硬すぎたらしく私に告げ口をする姑(恕 足が悪くて歩行器を使いながら部屋を移動する姑が、ベランダの洗濯物を取り込む姿を見つけると、危ないからボクがやるからと声をかけたり。だけど絶対にそんな声を聞き入れる耳を持たない姑は、何度も息子の神経を尖らせたり(恕 まだ小学校低学年のときだったか、買い物帰りに待つバス停が西日の強い場所だった。バスは渋滞でなかなかこなくてイライラしながら私は立っていた。買い物袋を地面に置いて。すると息子がもぞもぞとその袋を動かすから苛立っている私は何をしているのだと叱った。すると息子は、 「買ったお肉が腐っちゃうから」 と、買い物袋を日陰に移動しようとしていたのだった。そう、あのとき大量に肉を買いすごく重かったんだ。だから地面に置いたんだ。 この会話を聞いていたお隣りのご夫人が、「あら、ほんとねえ。偉いわね」とニッコリ息子に微笑んでいた。 私は、自分を恥じた。余裕のない自分の心は、子どもの良いところを見過ごして傷つけてしまうところだったと。 親子関係は、意識して距離をおかないといけないなあと思う。ま、距離を離され過ぎた感もなくはないこの頃だが? 彼が遺したもの。 形になってこれからも未来へ続く。 血は、消えないのだ。
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