みかんのつぶつぶ
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一生懸命歩いてたんだ
一生懸命 一生懸命 一生懸命
歩いてたんだ 歩いてたんだ 歩いてたんだ
ニッコリ微笑む寝顔の理由を尋ねたとき、 彼ははっきりとこう答えたのだった。 亡くなる5日前。
あのときよりも、 今思い出すほうが素直に受け止めることができる悔しさ。 記憶のなかに織り込まれた悲しく健気な彼の言葉。 いつでも どこでも 何を見ても 何をしても その織り目から滲み出てくる切なさに胸が熱くなる。
ねえ、教えてよ。 暗闇は恐かった? 夜も病室にいて欲しかった? 眠っていても話しかけて欲しかった? もっともっと子ども達に逢いたかった?
ねえ、ねえ、ねえ、 教えてよ。
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