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みかんのつぶつぶ DiaryINDEX|past|will
![]() 笑ったつもりの横顔に落ちる影を、悟られるのが嫌でそっぽを向く。 なぜ不機嫌になったのかと問いかける優しさに、逝ってしまった人の横顔を思い出す。 彼も優しいひとでした。 彼は優しいひとでした。 永遠に、優しいまま。 死が、二人を分け、 死が、子ども達と分け、 永遠に優しいまま、永遠のお別れをしました。 彼が生まれ育った川崎を通過するときはいつも、 切なくて、切なくて。 もっと生きていたかったと、 彼の想いが燃え立つように紅く染まる空に、 ただ言葉も失く。言葉は、無く。
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