みかんのつぶつぶ
DiaryINDEXpastwill


2004年01月15日(木) 死が二人を分かつまで




笑ったつもりの横顔に落ちる影を、悟られるのが嫌でそっぽを向く。
なぜ不機嫌になったのかと問いかける優しさに、逝ってしまった人の横顔を思い出す。


彼も優しいひとでした。
彼は優しいひとでした。
永遠に、優しいまま。


死が、二人を分け、
死が、子ども達と分け、
永遠に優しいまま、永遠のお別れをしました。


彼が生まれ育った川崎を通過するときはいつも、
切なくて、切なくて。
もっと生きていたかったと、
彼の想いが燃え立つように紅く染まる空に、
ただ言葉も失く。言葉は、無く。


みかん |MAIL

My追加