uchie◎BASSMAN’s life
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2004年09月03日(金) ■ |
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■Supergrass Live Report |
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10年目を迎えた注目すべきイギリスのバンド、スパーグラスがリキッドルームにやって来た。 仕事を終えて急いで駆けつけると、前座もなしに“Tonight”のイントロが。心の準備をする間もなく、ドリンクを片手にホールへ行くとすっかり満員で会場はいきなり盛り上がっていた。 急いでフロアに降りると、あっという間にスーパーグラスの世界に引きずり込まれた感じだ。 彼らの曲はポップなのにず太く、しかしそのポップ感というのは日本人の生活観とは程遠いところにあり、普段体験出来ないフリーキーな感覚を感じさせるのだ。 もちろんロックの歴史から言えば、普遍的なこともたくさんあるかもしれないが、大部分は独特な感性で埋め尽くされている気がするのだ。それでもけして聞き手との壁を作るわけでもなく、みんなで楽しめるロックであるところがすごい。 結成10周年ということで1st、2ndあたりとは結構違ったイメージでやるのだろうかと想像していたが、いい意味で期待を裏切ってくれた。10年前の曲をやっても全く古さを感じないし、10年目の彼らの姿とのギャップもほとんど感じなかった。 しかし中盤のアコースティックのコーナーでは、二人の見事に息の合ったコーラスが聞けて、底の深さも感じることができた。 特別しかけのあるライブではなく小さなライブハウスでやっている感覚で、しかしその分、熱さと勢いが伝わってきて誰もがもっと聞きたいと思ったに違いない。 1度のアンコールの後、TerryのDJが流れ今日のライブは終った。 ますますスーパーグラスが好きになり、自分のやっているバンドが日本のスーパーグラスだと言われるようになりたいと思った。
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