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2007年03月26日(月) ■ |
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妄想族の戯言。 |
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よく分らない文章です。 何日か前に見た夢のエピソード(20日の日記参照)を妄想の題材に書きなぐり… し始めたはいいんだけど、眠さのあまり書きたいトコまで まったくもってたどり着けずに終る。 気が向いたらまた妄想垂れ流しすると思います。
---<無題>----------------------------------------------
どこをどう走ってるかなんて分らない。 ただ、お前を助けたくて走ってる。 「ケイ、お前今どこにいる?」 暗い路地裏で上がる荒い息の中、つぶやいてみても返答はない。
後ろ手に縛り上げられてどれぐらい時間が経っただろう。 埃と黴の臭いが鼻につくのも最初のうちだけだった。 今は己の身の行末とあいつの動向が気にかかって仕方がない。 ターゲットが俺ではなくあいつだと分った時点で、舌を噛んで死んでしまいたくなった。 最もそんな事をしたところで、この体がそう簡単に機能停止できないことを、十分すぎるほど知っている。 ここには俺の命を奪う為に必要なものがない。 足はご丁寧に、反しの付いた杭で床に打ち付けられていた。 それでも失血死せず、ショック死もしないで、痺れた様な感覚だけが残る足。人外の細胞再生能力が呪わしい。 「ショウ、お前今どこにいる?」
最後に見たのは部屋でだった。 日中外で遊んで帰ったら、ちょうど入れ違いにケイが食事に出るといった。 付いて行くといったらやんわり拒否されて夜通し待っていたのに、日が昇っても帰らない。 どこかで道にでも迷っているうちに日が昇って帰れなくなったんだろうか。 鼻が利くケイに限ってありえないとは思うけれど、少し心配になる。 トシに話したら日が落ちれば戻るだろうといわれて、また部屋へ戻る。 けれどいくら待ってもケイは戻らない。
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