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2007年03月27日(火) ■ |
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妄想の続き。 |
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昨日の日記に書きなぐってた妄想の続きv 場面と時間軸が行ったり来たりするので訳分らないよね。 下らないことやってないで日記書けよって感じでしょうけど 特に書くべきこともないんだもんねー。
明日はもしかしたら、またJu-kenで一人盛り上がってるかもですけどv
--<無題02:妄想症説/笑>-------------------------------------
どうして。何故こんな事になってるんだ!! こんな事があっていいはずがない、そこに立つべきはお前じゃない、俺なんだ! 頼むからやめてくれ…頼むから!!!
「っっ…!しょっ…!!」 血の足りない体で無理やり声を出そうとしたら、喉が焼けるように痛い。 日に焼かれていたはずの肌はみるみる再生していく。 杭を打たれていた足も、荒い拘束に血が滲んでいた腕も、もうほとんどその傷痕を見せはしない。
なのに、俺の鼻を掠めるこの濃い血の香りはなんだ! 目の前で俺の視界を遮っている背中。掴んだシャツの裾はみるみる血で染まっていく。 「おい、ショウ!!」
暗い、おそらくは下水から繋がっている地下空間だった。 埃と黴と、獣の死骸の臭いが立ち込めている。 囚われた時は自分の間抜けさに舌打ちをしたがそれだけだった。 拘束され、杭を打たれ、少しずつ血を抜かれたせいで酷い頭痛と眩暈がする。 人の感じる失血の症状が一通り通り過ぎた後、胃の皮が捩れる様な飢餓感がやってくる。 こうしてジワジワと餓死していくのを待つつもりだろうか? けれど最初の暴力以降、いつまでたっても下されない最期に、ようやく気がついた。 向こうも待っているのだと。
着ていたジャケットはいつの間に奪われたのかもう思い出せない。 おそらくは、ショウの所へ届けられたのだろう。 奥歯で口の中を噛み締める。ぎりり、という音の痕に鉄の味がした。
そんな事してたってしょうがないのに。 俺は部屋の中じゅうひっくり返して、ウロウロと落ち着きなく歩いて回った。 どこかで盗んだ高そうなランプや、よく価値の分らないオブジェは、更に訳の分らない物に成り下がっている。 ケイはどうして帰ってこない?なんであの日に限って大人しく引き下がったんだろう。 無理やりでもついて行けばよかったのに、何であの日に限って一人で行かせたんだろう。 「ちっくしょう!」 壁を殴ったら鈍い音がしてこぶしが痛かった。
また外に探しに出ようとしたところで、ヒリヒリと痛む手。 それにまた腹が立って、玄関ドアを思い切り殴ろうとしたところで急にドアが開いた。 「おいショウ!俺だって、やめろよお前ぇぇ〜!!!」 なんとか寸止めした拳の先には、血の気の引いたトシの顔があった。 その手にはよく見慣れた赤いジャケットが握られている。
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