夕暮塔...夕暮

 

 

風の夜の星 - 2002年01月28日(月)

忘られぬ 傷を深くに隠したら 濡れた目で仰げ風の夜の星





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この部屋を出て、ひとりで暮らす日の事を考えている。このとても気に入っている街がhomeでなくなる事、住み慣れたマンションを手放す事を憂えている。
ネットで数社に簡単に査定して貰った結果は悪くない。低い方のラインで伝えてみると、父は「ああ、そのくらいでいい、十分十分」と。この部屋の持ち主は両親だが、処分については大した感慨もないらしい。仕方のない事だけれど。両親にとってはここは都会のささやかな別宅みたいなもので、あれば便利だし売っても構わない、その程度のものなのだ。
寂しい、離れがたい、この部屋も、穏やかなアンティークの街も。心から。なのに誰に伝えても栓ない言葉。



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