夕暮塔...夕暮

 

 

高くいま高く - 2002年01月27日(日)

しろかねを 駆けゆく君の息はずむ 銀の雪雲は高くいま高く




…………





あんな薄着でどうして雪の原を走れるんだろう。寒くないのと問いかける私の声は僅かに呆れているのに、表情は明らかな憧憬を伝えているに違いない。彼を見る、目で追いかけている時のわたしは、とても優しい目をしていると思う。それこそ彼が呆れて口もきけなくなるくらいに。無言で背中を向けて雪を渡る姿は身軽でのびやか。…今、振り向いて、笑ってくれたら。


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