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模様替え - 2002年06月01日(土) 旧いベッドを解体して、粗大ゴミ処理センターに電話をする。窓枠やエアコンを綺麗に拭い、窓際の汚れた壁を清めると、寝室の雰囲気が随分変わった。枕元のワゴンに硝子のランプを置く、試しに点灯して緩急を付けて伸びる光りの美しさに満足する。黄ばんだカーテンはもう捨ててしまおう、アイボリーの遮光カーテンと甘さのない格子レース、レースの方は替えがあったので、とりあえずそれだけかけておけばいい。曇り硝子だし、まあこれで困らないだろう。 机の移動に伴って、パソコンと周辺機器を動かす。コードが恐ろしく多い、しかもあちこち絡んでいて嫌になる程煩雑だ。ああ、疲れた…。 ふと思いついて、ネットでぼんやり風水を調べてみる。ベッドの向きが変わったので、東枕はどうなんだろうと気になったのだ。けれどなかなか面白い、そうなんだ、枕にタオルを巻いてはいけないのか。毎日バスタオルを被せて取り替えているのだけれど、やめてみようか。 コーヒーを飲んでいると専門学校に通う妹からメール、「ワールドカップの受付のバイトをする事になったの」。 身長160cm以上の女の子、という注文が付いている事から友人伝いに話がまわって来たという。よくわからないけれど、話を聞いているとどうやら「女の子」の前には、「ある程度以上の容姿の」という条件が隠れているのだろう。妹は駆け出しのモデルの女の子達に混じって働くらしい。化粧の仕方もうるさく注文を受け、立ち歩き方は勿論の事、しまいには「落とし物の拾い方」 まで研修で細かく指導されたとかなり呆れ気味だ。 「要するに、エレガントに振る舞えって事らしいんだよね……」 辟易した様子の妹に、そう、とあっさり返しながら、あの豪放な子が少しはエレガントになるかしらと内心少々期待している事は、本人には秘密。 -
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