夕暮塔...夕暮

 

 

一周年を過ぎて - 2002年08月20日(火)

気付いたら、この短歌日記を始めてから一年が過ぎていた。初期のを少し読み返すと、今よりずっと「読む」人の事を意識している事が明らかで苦笑する。けれどまあ仕方ない、そういうことも初々しさの一面と思えば許容できる。


同期が一斉にスポーツジムに通い始めた、そうでもしないとやってられないと口々に言いながら。私は全力で泳ぎたいと思うけれど、ジムに通う気にはならない。…まだならない、と言うべきか。

「父親にね、ノイローゼのノイちゃんって呼ばれるようになった…」
私達は弾けたように一斉に笑う。でも誰1人として完全に他人事とは思っていない所が苦しい。
「私なんかさー…お盆に家に来た親戚に、父親が毎回毎回 ”こいつ、おかしいんだよ” って私を指差して言うのよ、いや、本当に」
とうとう息抜きにと北海道旅行に連れて行かれたという話を聞いて、成る程と思う。道を歩いていて独り言を言うようになったら、確かに危険かもしれない。30にもなってこんな事に、と嘆く彼女を私はやんわり慰める、上手な慰撫になっているのかどうかはわからないけれど、無いよりましとは思う。


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