日々是迷々之記
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朝起きたら、いろいろと痛かった。まず、両腕の二の腕がだるい。そして、首根っこの右側が重い。で、手術した方の膝がごりごりしている。
「慣れないことをやると、こんなんなんやなぁ。」としみじみしてしまった。でも、こういう痛みを感じられるのも元気だからこそ、と思うと苦にもならない。その状況に応じて楽しい方に考えるクセが身に付いてきたようだ。
病院から帰って、パソコンに向かうと自然とカヌー系の情報を探して、見入ってしまう。「NZでシーカヤックがやりたいなぁ。あ、このキャンプしながらのツアーいいなぁ。」とか、「いいなぁ。やっぱりいつかはフェザークラフトのK1欲しいなぁ。」とかそんなんばっかりだ。 (ちなみに「フェザークラフトのK1とは、カヌー界のロールスロイスと呼ばれる、加・フェザークラフト社の名艇。50万円くらいする)
ふと、昨日のことを思いだす。カヌーはダンナがバイクで運んで、わたしは電車で行き、琵琶湖岸のとあるキャンプ場で待ち合わせをした。(カヌーを乗せると二人乗りはできないのだ。)
降り立った駅は無人駅で、北陸本線と東海道線が交わっている。北陸行きの列車はお客さんもまばらで、ドアは手動開閉式。なんだかしんみりしてしまう。ちょうどそのときMDウォークマンで陽水の「少年時代」を聴いていたので余計しんみりしてしまった。そういう風景なのだ。
駅から湖岸へ続く道も、つゆくさや、おしろい花が咲き、シジミチョウが舞い、コオロギが足下へぴょこっと現れる。いつもバイクで通り過ぎる道も、歩くといろんな事があってうれしくなってしまう。
これからはカヌーや、歩きなどスローペースの旅に傾いてしまうかも…。と何となく思った。まぁ、バイクでも速く走れていたわけじゃないんだけど。
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