日々是迷々之記
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目覚めると私の頭の雲は薄曇り程度まで回復していた。よっこらせと立ち上がり朝食兼昼食を取る。ベーグルをぬくめ、コーヒーを入れ、芋をふかした。
先日購入した芋はでかく、四分の一を芋だんごにし、今日は同じ量をふかし芋にする。ふかし芋なんて、静香ちゃんみたいだなぁと思ってしまった。 しかし、芋はでかく三分の一ほど食べたところでうーんとうなってしまった。
そうだ、「芋きんつば」を作ってみよう、と思い立った。早速作業にとりかかる。残ったふかし芋から皮をとりのぞき、砂糖を適宜入れ、つぶす。そしてラップに包み、6センチ角程度の直方体に成形、冷蔵庫でなじませる。「ピーコのファッションチェック」を見てしょーもないつっこみを入れながらおやつの時間を迎えた。
小さなボールに小麦粉と水を入れ溶く。ちょっと水っぽいかなという程度にする。そこで成形した芋を取り出し、2センチほどの厚さに切る。フライパン小をぬくめ油を敷き、一面ずつ小麦粉をといたものを付け焼いてゆく。あっけなくそれっぽくできあがった。
ニコニコとちゃぶ台に運び、お茶を入れた。テレビは毎日放送だ。いただきまーすとつぶやき、芋きんつばを口に運んでかぷりと食べる。むむ、うまい!けど、味は芋そのまんまだった。ケホケホッ。のどに詰まってお茶を飲む。しかし、おいしいことには変わりないので、ふかし芋テイストの芋きんつばを食べた。やはり、レシピを調べた方がよかったか…。などと思いながら。
晩に電話でダンナさんに顛末を話した。すると「水飴を入れるねんで。」とのこと。ふむふむ。でもなんでそんなことを知っているのかは謎である。甘くててろんとしたものということで蜂蜜はどうかと尋ねてみた。うちには水飴なんてなく、蜂蜜ならあるしと思ったからだ。すると、「めっちゃ蜂蜜が勝つと思うで。」とのこと。う〜ん、代替えはムリのようだ。
芋はあと半分残っている。さて、何を作ろうか。やはりイージーに、芋のてんぷら、大学芋あたりか。芋ようかん、スイートポテトあたりもチャレンジしてみたいのだが。
明日、晴れていたら買い物に行こう。
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