日々是迷々之記
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2005年01月18日(火) この一週間

また一週間日記、というか週記になってしまった。

相変わらず仕事は忙しいが、唯一自分が普通の人になったように感じられる時間なのでそれはそれで構わない。新しいトピックとしては、3月あたりから正社員としてどうか?とオファーされたこと。給料もアップしてくれるようなので好待遇なわけだが、これでほぼ半永久的に別居が決まる。だんなさんに相談したところ、キャリアにプラスになるのだからいいんではないか?とのことだった。相方の頭の中では「一緒に住むこと」が一番のプライオリティ(優先権?)を持っていないらしい。まぁ、私もどっちでもよくなりつつあるが。

土曜日は雨の中お祓いに行ってきた。数えで34歳。後厄なんである。詳しい友人に聞いて、天理市の石上神宮に行く。青春18きっぷの最後の一片を使った。奈良駅で桜井線に乗り換え。天理駅からタクシーで10分とのことなので、歩く。多分一時間もかからないだろうという予想で。途中は商店街で楽しみながら歩くことができた。番茶、さくらの柄の手拭いなどを買いつつ歩く。アーケードがあるので雨にも濡れない。

石上神宮は本当に神様がいそうだった。そこだけ雨が霧雨なのだ。やわらかい雨の中、お祓いを申し込む。一番安い5000円のにしてみた。これでこの一年が「家内安全」で過ごせればいいのだけれど。

翌日日曜日は寒いがよく晴れている。今日、石上神宮に行ったら良かったなぁと思いつつ、フル回転で洗濯をする。ニットやら、シルクのアンダーシャツやら、手洗いものも淡々とこなす。結局昼過ぎまで洗濯する。それから商店街へ行き、すじ肉、ぶりの切り身、じゃこ、大根、日本酒などをカブのカゴ一杯に買い物する。一週間分なのだ。

夕方はバイク屋に行き、カブにひざかけカバーを付けてもらう。カバーをつけたカブはどこから見ても立派な米屋バイクになった。今度写真撮ろう。3月ごろ中型のバイクを買う相談をする。一応どのバイクにするかは決めたが、400ccなのでちょっと気が引けたりもする。でも、250クラスでいいのがないので多分これにすると思う。もちろん、カブは手放さない。増車である。(えっへん)

帰り道、日本橋の中古CD屋で泉谷しげるとTMネットワークのアルバムを買う。どっちも180円。その晩は懐かしさと、泉谷の詩に焼酎が進んでしまい、思わずアマゾンのマーケットプレイスで憂歌団のアルバムをワンクリックで購入してしまった。

月曜日はヤマダ電機に行った。なんとなくパソコンラックを見に行ったのだが、中古のコーナーに釘付けになってしまった。キヨシロートリビュートのライブのDVDがあった。しかも500円引きのクーポンを持っていたのでポイントと合わせて購入。なんか買いすぎやねん、自分。

さて、振り返ってみるとちっとも母親の見舞いに行っていない。簡単に言うと足が向かないのである。メンタルクリニックの先生も気が向かないのならムリして行くこともないと言っていたので、気が楽になり行かなかったのである。

が、今日の夕方病院から電話があった。おむつと尿取りパッドが足りないので持ってこいという話だった。今日は自転車通勤だったので、家に帰ってカブに乗り換えてからジャパンでおむつを買い、病院へ行った。

母親はグースカピーとのんきに眠っていた。右側頭部は頭蓋骨を剥がしているのでふにゃふにゃしている。手術をしてからちょうど一ヶ月。菅原文太くらいに髪が伸びている。ほとんど白髪なのにあらためてしみじみする。私が32歳、母親が64歳。あと30年で白髪のババアに私もなるのだ。

眠っている横顔を見ていると複雑な気持ちで吐きそうだ。この人のやってきたこと、浅はかな嘘、自己満足の押しつけ、非常識な子育て、そんなことを考えるとどっかに消えて欲しいというのが本音だが、安らかな横顔を見ていると、とても死ねとは言えない。面会者の続柄を書く欄に「次女」と書く屈辱(次女が嫌なのではなく、長女として生きてきたアイデンティティの崩壊が耐え難いのだ)を感じた直後の安らかな横顔。この手の感情のかみくだき方、いなし方が分からない。

帰り道、カブで信号待ちをしていたら、咳をした瞬間ちょっと戻してしまった。ぐぶっと飲み込んで家に向かう。集中して料理を作った。圧力鍋で牛すじを柔らかくし、キクラゲ、干し椎茸、レンコン、大根、人参で中華風おでんを作る。紹興酒、八角、豆鼓(トウチー)でかなりそれっぽく仕上がる。

今日は焼酎を2杯だけ飲んだ。会社で会う人、会う人に「顔色が悪いですね。」と言われるのは、多分酒のせいだろうから。焼酎ロックを中ジョッキで3杯はさすがにへろへろになってしまうし。なんかぱぁ〜っとと思うが、自分が動かないことには「ぱぁ〜っと」もやってこないのは分かっている。飲み会の企画でもしようかなぁ。


nao-zo |MAIL

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