日々是迷々之記
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2005年11月18日(金) 面接ですよ

こないだ書いた派遣の顔合わせに行ってきた。駅の4番出口で派遣会社の担当Fさんと待ち合わせ。電話では気のいい関西弁のおねえちゃんという感じだったが、実際に会ったら安野モヨコのまんがに出てくるキャリアウーマンみたいな人でびっくりした。髪の毛はひっつめ。ばきっと音がしそうなきっちりメイク。シンクロナイズドスイミングの人みたいだった。自転車でそこまで行った私とはちょっと女としてのレベルが違いすぎた。

面接前の打ち合わせでも、まるで教育ママみたいでびっくり。いや、アドバイスは嬉しいんやけど。「背筋を伸ばして。」とかって小学生ちゃうんやから。「いや、それ、背脂ですから。」とギャグの一つでも言おうかと思ったが、とてもそんな雰囲気ではなかった。

このFさんは35歳らしい。で、わたしは33歳なんでそれほど差があるようには感じない。が、「背筋を伸ばして。」の他に「もっと自分の能力をアピールするように、自信を持ってくださいね。」とか色々言われた。そんなにヘタレに見えるんだろうか。まぁ、確かにヘタレだけど。

面接自体は可もなく不可もなく普通。そのFさんのテンションの高さというか、ビジネスマナー遵守命のオーラが一番光っていた。まあ、ひじきマツゲの女と比べると絶対Fさんの方がまともなんだが、私には絶対できないきっちり感であった。面接の結果は月曜日とのこと。

こういう面接をするたび思うのだが、私は会社員に向いているんだろうか?いや、もう10年くらいやってるんだが。面接なんて15分くらいで職務経歴を説明するだけで何がわかるんだろう。最も派遣の場合ある程度能力で選別された人間が面接に来るわけで、人当たりなんかを見てるだけかもしれないが。

が、非常に醒めてしまう。事務系の仕事の場合、自分の仕事に意味を感じられない一瞬みたいなもんがあって、その積み重なりでモチベーションを保てなくなることがある。その点、配達屋さんだとか、デザイナーだとか、ライターなんかの仕事の場合、明らかに成果や達成感があり、モチベーションは保ちやすいように感じる。しかしまぁ、やる気なくても会社に来るだけで給料がもらえるのが会社員で、やる気なかったら一銭も手元に入らないのが体や頭を使う仕事なのだが。

もし何の仕事でもできるのなら、成果や達成感に溢れていて、ある程度収入に安定性があり、しかも休みが多い仕事がいいような気がする。そんな仕事思いつかないが。

とは言いつつももし男に生まれていたら、ボクサーか素潜り漁師になりたいなぁと思う。あ、宮大工とかプロのレーサーもよさそうだ。わがの能力で勝負するっていうのがかっこいい。

安定したものがいいと言いつつも、一発何かに秀でた物に憧れてしまう。それが吉と出るか凶と出るか、それはなかなかわかんないのである。


nao-zo |MAIL

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