日々是迷々之記
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今「バカの壁」を読んでいるのでちょっと影響を受けている。
仕事場には、こないだの日記に出てきた天然ボケの女子と孫がいるけど絶対そうは見えない女性がいる。この孫がいるようには見えない女性が、私のことをちょっとだけ閉じさせる。
ほんとにいい人なんである。気配りもできるし、適度に明るいし。でも、何だかおばちゃん特有のプライバシーに踏み込む話題が好きなんである。「結婚してるの?」「だんなさん何歳?」「子供さんは?」もうパターンである。慣れたけど、何か嫌だ。英語で「Mind your own business.」(ほっといて)という慣用句があるが、それをそのまま言ってやりたい。
こんなことを思うのが、わたしの壁なのかなと思う。友達とはぎゃあぎゃあわあわあとしゃべるけど、職場で自分から雑談をすることはない。プライベートなことは一切聞かない。(下の名前ですら知らないこともよくある。)ただ黙々とやるべき事をやり、効率を上げることを善だと思い日々働く。
これって暗いとか思われるんだろうなぁと思いつつも、なぜだか壁を作ってしまう。私のこういうところが会社勤めに向いてないのかなと思ったり。
なんか、会社社会って安寧で逆にいらついてしまうことがある。職種にもよるんだろうが、究極の選択もないし、生死もかかってないし、ある一定の時間そこにいて仕事をしていれば、頭の中は何を考えていてもお金がもらえるのだ。楽だけど、こう、じりじりするような不安感がある。派遣なのにこんなことを思うようじゃ絶対正社員にはなれないだろう。60歳まで毎日一緒って…。
それをこなすのが正しい社会人なのかもしれない。ま、きっとそうだろう。そんなところに立ちふさがる私の壁。いやはや難儀なところにおっ立ってるなぁ。
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