
おとなの隠れ家/日記
marko
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2006年09月08日(金) ■ |
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なんか違うような気がする。 |
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少子化要因のひとつに30代を中心とした育児世代の長時間労働がある と書かれた厚生労働白書(2006年版)が公表されたらしい。
世界的にみれば、父親が子育てに協力する時間が 日本の場合、かなり下のランクだそうだ。 長時間労働が子育ての邪魔をしている だから少子化に拍車がかかる 企業は社会的責任として、このあたりを見直すべきだ ということのようだ。
企業の社会的責任? 企業が長時間労働を見直す? 方向性としては、わるくない考え方のようだが現実味がなさすぎじゃ?
就業規則で育児にかかわる法が改善され こどもができても働きやすい環境へと 少しずつでもいい方向に向いているように思われるが 小さな会社じゃ、なかなか実現できないんじゃないかと。
もともと、企業が社員の生活を重視するってこと、あるのかな? あるなら正社員雇用が、これほどまでに減ってしまうわけがない。 長期型での雇用から短期型雇用に移り変わっている背景には 企業の社会的責任より、企業の数字的な負担を避けたいんじゃないかと わたしは感じている。 育児支援や保険・年金・退職金制度の企業負担は小さくないもの。
労働者が長時間労働から開放され、その時間を家庭へという考えが 雇用態勢や収入が変わらないで実現するとは思えないよ。 ノルマがなく、勤務時間内さえ仕事をしていればいい職場にいると こういったリアル感がない発想になるのでは? 雇われている側は、誰も好んで長時間労働はしないと思われ。
心配なのは 企業側に社会的責任をと、労働時間についてプレッシャーをかけることで 正社員雇用がますます減るんじゃないかということ。
少子化問題は、いくつもの事情が重なっているんだろうが 少子化が問題というよりは 少子化な時代というような気がする。 社会という枠以前に、家族という枠内でも こどもを生む、育てるというプロセスが少子化に向かっているようなね。
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