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おとなの隠れ家/日記
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2006年09月07日(木)
やばいよ この映画。 激怖



今夜テレビで放送されていた『デッド・コースター』
2003年アメリカ映画でジャンルはホラーらしい。

ホラーだったのか!
知ってたら最後まで観なかったぞ。
というか、ホラーとは思えなかった。
そこが怖いところだったんだよねぇ。

うどん作って、さぁ食べようとテレビをつけた。
あてはなく、いつものように食事中のお供という感覚で。
チャンネルを切り替えていたら、映画らしき画面で手が止まった。
高速道路と思われる場所で、丸太を積んだトレーラーの
丸太を支えていたバンドが切れ、丸太が道路上に転げ落ち
それをきっかけに後続車が次々と事故っていくのだ。
その悲惨な光景が実によくできていてリアリティがありすぎだった。
つまりわたしでも想像できる光景とでもいおうか。
瞬間の出来事になすすべもなく秒殺されていく映像に、固まってしまった。

やべ、食事しながら観れないぞ、こんなもん。
迷ったねぇ、チャンネル変えてしまおうかと。
結局、最後まで観てしまった。

激しい事故のあと、シーンが一転した。
主人公である女性が、友達を乗せた車を運転していて
今から乗り入れようとしている高速道路での事故を予知したというのだ。
このまま運転してしまうと予知した事故(映画冒頭の事故シーン)に合うと
道路上で車を止めてしまう。
何台もの後続車も含め、立ち往生していると
後続車の中にパトカーがいて、警官は車から降り先頭の車に駆け寄った。
興奮している女性ドライバーに車から降りるようにうながし事情を聞いていると
目の前を問題の丸太を積んだトレーラーが通過。
そして、目の届く範囲の場所で予知通りの事故が発生したのだ。
次々に追突していく車を見送りながら、彼女と警官が立っている場所にも
事故現場を目前にした車がハンドル操作をあやまってか
一台の車が突っ込んできた。
間一髪で警官が彼女を引っ張り、一緒に倒れこむようによけた。
友達を乗せた自分の車は目の前でぐしゃくしゃ。
もちろん、乗っていた友達は即死だった。

九死に一生を得たのは、予知した女性、警官、そして後続車数台に乗っていた人々。
予知のおかげで命拾いをしたともいえるのだが
死を免れたのではなく、死ななくちゃいけないというのがこのストーリー。
一旦「死のリスト」に載ったら、死から逃れなれないのだ。
その後、生き延びた人たちが順番に不審な死を遂げることになる。

この映画のなにが怖かったかというと
もちろん、地獄絵のような高速道路上の事故の様子もさることながら
死に向かわされているような、奇妙な出来事が起こる怖さね。
映画で使われていた「死のリスト」という言葉。
実は、わたしはこれが存在するんじゃないかと、以前から思っていたのだ。

高速道路で丸太を積んだトレーラーのわきを車で通過するとき
もし、これが落ちてきたら?と想像したことが何度もある。
以前、前方を走るトラックがなにか固いものを落下させ、わたしの車に当たった。
あとでみてみたら、前方の右のライトがぐしゃぐしゃに割れていた。
もし、もう少し前方の車と車間距離をつめていればフロントガラスを直撃
ついでにわたしにもノックアウトだったかもだ。

わたしが先日追突されたのは渋滞の中だったから
怪我もなく車もほとんど無傷に近かったが
同じ追突でも、橋から転落し命を落とす事故もある。

誰かに殺された、という事件にしても
なぜ被害者がその人だったのか、と思うことはないだろうか。

幼い命が奪われてしまったり
まだその若さで、という死は、残された人々の悲しみや無念さが大きい。
わたしがこの歳まで無事に生きてこれたことが、すごいことのように
思えてしまうことすらある。
そんなわたしも、ひょっとすれば、というかリスト的には
明日消えてしまうかもしれないわけで
それがありえないとは誰にも言えないだろうし
それを避ける方法もまた無いと思われる。

「人間はいつか必ず死ぬ」

頭では、わかっちゃいるが、怖いよ。

こんなこと考えたりするから
この映画を偶然観てしまったことを
どう受け止めようかと、今とってもヘビーな気持ちでいる。
余計なもん観てしまったよ、まったく。