2001年09月22日(土) |
コミック歴あーんどパスポート・ブルー |
恒例の週末買い出し、行って来ました。 凄い散財をしています。悪いのはトイザらスじゃなくて? 子供の頃に欲しかったものはいっぱいあります。大人になっても欲しかったりします。なまじ半端に余裕があるので、貯金もそこそこに使ってしまうんですよ、お金。 オモチャ屋さんって不思議。行くと、童心に帰っちゃう。そんなことない? 子供より先に大人が品定めしてる現実があります。子供のためといいつつ、大人が遊んでみたくて買う物のなんと多いことか。(ジェニーちゃんとか?) 今日は、「PICO」を買っちゃいました。や、来月頭に臨時収入のアテがあって、ダンナが新しいパソコンの導入を目論んでいるのだけど、それなら少し子供にも分け前を…なんて思いがあって。でも、最近の子供の物って、レベル高いですよね。 ウチでは既に、大人が使わなくなった古いノートパソコンを子供用にスライドしてて、サンリオタイニーパークで遊んでたりするから、比べたらやっぱり子供用なんだけど、子供にはそれが魅力的なんでしょう。飲み込み早いよ、子供。娘はマウス使いが上手です。 ああもう、部屋も一杯だって言うのに!!
さて、昨日の続き。 私が「週コミ」を買ってたのは、中学の頃です。赤い背表紙を、棚にずらっと並べてました。今でこそ保管場所の関係で、次の号が出たら捨てている雑誌ですが、昔は半年〜1年は取って置いてました。並んでるってことは、気に入ってるってこと。中学生のお小遣いなんて、微々たるモンなんだから。そもそも私、「新しい洋服買ってくれるなら、いらないから本を買って」ってゆー子供だった。しょーもないですね。 で、その頃の「週コミ」は、ホントに魅力的だったんですよ。たがみよしひさが載ったときは、凄く驚いた。「少女誌に何を描くの〜?」ってね。たがみ作品は確か週刊少年チャンピオンで読んだことがあったのね。「MARIKO」だったかな。(タイトル違ったら指摘よろしく)お兄さんの小山田いくが好きだったので(「すくらっぷブック」だよ♪)、兄弟って知ってビックリしたのも当時のお話で。とにかく、たがみよしひさが少女向きの作家さんでないことは自明だったし、事実その通りの掲載作だったものね。「Dが落ちた日」だったかな? まあ、そんなこともあって、目が離せない本だった。 あの頃デビューした作家さんで記憶にあるのは、「少女革命ウテナ」のコミック版を作画したさいとうちほですね。初連載の「飛んでるみたい」はストーリーがめちゃくちゃで勢いで持ってってる感じでしたが、だんだん上達していって…。 今でも覚えてるのは「仙さんと結布ちゃん」のシリーズです。好きだったなあ。1作目の「ウエディングtoゆう」が載った号は、シリーズ決まる前だというのにとってあって、2作目が載ったときに「おお、あれね」と嬉しかったこともあったっけ。 ああ、また長くなった。 とにかく、そういう頃の「週コミ」が好きだった、と。でも、そんなバッチリ好みの時期は長く続かなくて、その内に読みにくくなっていくわけですよ。で、その次にバッチリになったのが「花とゆめ」だったのです。 はい、明日に続く。(ゴメン! 連載読み物みたいになっちゃって。今しばらくのお付き合い、よろしく)
サイトのBBSで予告しましたので、今朝回収したbk1のメール便着、石渡治「パスポート・ブルー 11」のこと。 石渡治は「LOVe」から贔屓にしてます。前述の話に繋がるんですが、「週刊少年サンデー」が好みだった時期があって、それと重なっているのね。で、最近は買っていないので連載当初は知らなかったんですが、ある時立ち読みしてて、はまったんでした。コミックスの刊行が始まる少し前だったんで、間をおかず冒頭も読むことが出来ていいタイミングだったかも。 日本の有人宇宙機発射シーンから始まる「パスポート・ブルー」は、真上直進(まがみ・まっすぐ)が、宇宙への夢を持って、それに一直線に突き進んで行くストーリー。夢の途中で出会う大勢の夢を共有する友達や、それに立ちふさがる災難の数々。一言で言えばそんなコミック。もちろん、一言で終わらないのは……物語ってみんなそうだよね。 まっすぐと空知の友情は子供の頃から大人になっても変わらないどころか、より絆を強固にしていって、読んでいてとても嬉しい。世界のトップアイドルになってもまっすぐだけを見て同じ夢を忘れないプー子は可愛い。好きな相手を伸ばすように解き放てる真一ちゃんはとても素敵。小学生だったまっすぐたちが、中学、高校、大人になって、立ちはだかる壁も次々高くなって、それでもけして諦めない姿に、元気付けられます。 11巻はNASDAの宇宙飛行士試験、採用は1名。大きな関門に、挫折が待っています。だけどそれだけじゃ挫けない。それまでに積み重ねた彼らの「今まで」が、違うルートを用意してくれるから……。 しっかりしたドラマだから、少年マンガだとか少女マンガだとか関係なく、機会があったら読んでみて。マンガ喫茶とか、今は便利な物があるしね。
本日の戦利品。 真東砂波「天龍 4」、オオノサトシ「墨野ん家の事情 4」、雑誌「コミックCrimson11月号」。
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