日記を溜め込みすぎたので日々の話は省略。 読了報告を。
昨日の続きで、アーシュラ・K・ル=グウィン「ゲド戦記V アースシーの風」。 光と闇、生と死……毎回そういうものを考えさせられるゲド戦記ですが、最後のこの本も、 死の世界を扱ったものでした。 戦うのは、もう年老いて魔法を失ったゲドではなく、ゲドの見いだしたアースシーの王・ レバンネンです。 王様の元に、あらゆるものが集まってくるのは、導きというものの結果なのでしょう。 ゴントのテナーとテハヌー、修繕のまじない師で死の国からの呼び声におびえる男・ ハンノキ、異国の王女・セセラク、異国の魔法使い・セペル、そしてロークの魔法近い、 龍のオーム・アイリアン。 小さな物語の欠片が、はまるべき所にはまってゆく様は本当に気持ちがいい。 難しい理屈、戦いの合間に、ほんのちょっぴりのロマンスもあったし、大きく盛り上がった とは思わないけれど、この物語群の終幕にはふさわしいかも、と思います。 とにかく先を待てないで読みました。 そういう本を読むのは、理屈抜きで楽しいし、嬉しいのです。
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