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生き物を扱う仕事はとても大変です。 相手が生き物ですから、休みなんてありません。 牧場が休みである日曜日も完全に休む訳にはいきません。 厩舎で一人ずつ出勤して、餌をあげたり馬屋の掃除などをします。 しかし、この日曜当番重大な問題があります。 休日を返上して働いているのに・・・ 2800円です(泣) びっくりですね、この値段。 こんな金額じゃ・・・ 小学生でも働かね〜よ まぁ、競馬学校にいくためにはしかたないんですけどね・・・。 気を取り直して、今回のテーマは「シービスケット」 最近映画を見てきました。 その映画はシービスケット! この映画は1頭の小さな馬に携わる人達の復活を描いた、心あたたまる話です。 競走馬を題材にした映画は少ないので、これは見なくてはならないと思い、職場の人間と共に見にいきました。 映画的にはまぁまぁなのですが、この映画を見て馬の仕事をしたいと思う人がいるんじゃないかと皆で心配しました。 悪いことは言いません・・・ やめとけ ここで例をあげて、勘違いしてしまった人を大学の卒論レジメ風に紹介しましょう。 実験「育成牧場における、よくある 出来事」 サンプル おとこA君 (詳細) ・高校卒業 ・一年間仕事もせず家で引きこもる ・漫画で知った牧場の暮らしに憧れをもつ ・競走馬の厩務員になろうと決心 ・競走馬の育成牧場に就職 ・最大の目的は馬と友達になること (就職)方法 いきなり競走馬に携わるのはさすがに危険だと感じ、実家近くの乗馬クラブに入会。 お客様あつかいされるクラブで「お上手ですね〜」とお世辞の言葉を真に受けて自信をつける。 これで準備はOKと勘違いをして競走馬の牧場に就職。 (就職)結果 就職して即行で馬に乗れると思っていたが、競走馬は馬主様のお預かり物。 三ヶ月間程度乗馬クラブで週2、3回乗っていたなんて奴に・・・ 乗せるかボケ〜 しかも、乗馬クラブで馬の手入れも教わっていないので、手入れもすることができなかった。(チッ 使えね〜) よって馬に触ることなく、一日を雑用ですごす。 それでも、馬を見てると可愛いのでとりあえず満足な様子。 しかし、競走馬の気性の荒さが目に付くようになる。 立ち上がる、蹴るは当たり前。 そんな馬たちにちょっとした疑問をもったらしい・・・ 馬と友達になれるのか? 実験サンプルA君馬にそっと手を差し出す・・・ ガブッ!! 実験サンプルA君お馬さんに噛まれる。 考察 実験サンプルA君馬と友達になれないと判断。 一週間でいなくなりました。 フゥ〜 ヘタレめ! 実験者;カロ まぁ、こんな感じで牧場には入っては消えていく人が多々います。 漫画やゲームなどのいい部分しか見ていないで、実際に働いてみて現実の厳しさに耐え切れないようです。 生き物をあつかう仕事ですからそんなにうまくいきません。 相手(馬)も生きているわけですから、自分の思ったようには動いてくれないことがほとんどです。 イライラするときも多々あります。 しかし、生き物ですから心が通じ合った(幻想かもしれませんが)時は、相手をとてもいとおしく感じます。 あなたはどうですか? こんな仕事・・・
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