いきあたりばったり
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2006年07月09日(日) |
最悪と至福のない交ぜな日 |
4時半に目が覚めた。 目は覚めたが、身体が重い。 何かが全身に被さっているかのように重い。 起きあがれない。 なので、もう少し寝る。 次に起きたのは10時過ぎだった。 りんの家の冷蔵庫に忘れた物を取りに行くつもりだったのだが、 どうにも起きあがれないので断念。 ものすごく熱さが身体にまとわりついて気持ちが悪かったので、 何とかクーラーだけつけて、もう一度寝る。 (私の部屋のクーラーは、20年以上物なので、リモコンはない) 起きると12時を過ぎていた。 頭ががんがんしているが、もう起きなければと思い起きる。 新喜劇をみて、昼ご飯を食べ、再びベッドでよしもとばなな。 ダメだな、と思いつつも暑さに耐えきれずクーラーを入れる。 頭はひどく痛む。 ふと、窓からあおーい空が覗いた。 あれ、としばらく見ていたら、このままじゃダメだという思いがふつふつふつと湧いてきた。 思い切ってベッドから降りて、クーラーを切り、思い切りよく窓を開け、 下に降りた。 犬と一緒に、お空を見て、ふーっと心を入れ替える。 でも頭は相変わらず痛くて、あんまり何をする気にもならないので、 今日は風の通る一階の部屋の畳の上で、またまたよしもとばなな。
クーラーや暖房を、ほとんど受けつけない私の身体。 頭痛の原因は、間違いなくクーラー。
なので、あっためないと。 という気持ちもあって、畳でごろごろしていたら、 母が 「お茶しにいかへん?」 と誘ってくれた。 炎天下にお散歩してお茶か〜とは思ったけれど、無理矢理にでも動かさないと 治らないな〜と思って行くことにする。
さて、そうして母とお茶に行ったのは、この2ヶ月くらい二人して気になっていた場所。
ある日隣町に向かう道路脇に、冠婚葬祭用の建物のような、なんかの工場のような、白い建物がどーん出来ていた。 春休みに入る前、2月くらいか、春から大学生になる妹のために、 地元のバイト情報を見ていたら、どうやらその建物でバイトを募集しているらしい記事が。 けれど、「スィーツレストラン」というのがどうも納得いかない、建物。 それ以降も、その横を通るたびに、どう見てもそうは見えないので、 母と2人、色々と憶測していたのだ。 で、遂に!! という感じで、2人でのんびり散歩をしながらそこを目指す。 やっぱり、どう考えても、入りにくい真っ白な建物。 少し、坂をあがると、その建物の雰囲気とは全く違う、 アジアンな重たい木の扉が。 その自動ドアが開いた瞬間、夏の暑さを一瞬で吹き飛ばす、冷たい空気が流れ出て、一歩踏み込んだそこは、 意外にも普通のレストランだった。 広い。 中と外が違いすぎ。 びっくり。 タイカレーや、パスタのランチ、ディナーまでやってる・・・。 びっくりした。
私は、フレッシュジュースとアフタヌーンケーキセット。 母はアイスティーのアフタヌーンセットを頼む。 アフタヌーンケーキセットには、ケーキ2つと焼き菓子が付く。 アフタヌーンセットには、焼き菓子のみ。 焼き菓子はクッキーだった。 アメリカンサイズで、アメリカンな味のクッキーだった。 しっかり甘い。 余ったら持ち帰りも出来る。 家に帰って夜に食べたら、意外と癖になりそうな甘さかもと思った。 夜にお茶とつまむとちょうどいい。 私がチョイスしたケーキは、サツマイモのタルトと、チョコムース。 サツマイモのタルトも普通においしかったが、チョコムースはちょっと絶品。 こんな田舎であって良い味じゃなかった。 濃いし、味が深い。 舌で味わうことの出来るチョコレートだった。 今日は買わなかったが、いろんなチョコも売っていた。 チョコムースがこの味だったら、チョコは期待できると思った。 だけどやっぱり、広すぎるし観光客がちょっと立ち寄りたくなるような外観ではないので、 なかなか気に入った母と私は、潰れない家に何度か来ようと心に誓った。 勿体ないな〜。 あの場所だったら、もう少し入りやすい雰囲気にすれば、ある程度繁盛するだろうに。 マンゴーのフレッシュジュースも濃くておいしかったしね。
レストランですっかり冷え切った私の身体は、15分かけて暑い太陽の下を歩いても、黒い出で立ちで歩いても、冷えたまんまだった。 頭痛が少しぶり返したが、此処で止まっては行けないと思い、 母と2人買い物に出かけ、 帰ってからは、猛然とカレーを作った。 この熱さのせいで、2人ともとてもカレーが食べたかった。 しかも、立ち寄ったスィーツレストランでタイカレーの文字を目にして、 俄然夕食はカレーとなっていた。 タマネギをふんだんに使った、ミンチと茄子のカレー。 絶品である。 自分でつくっといていうのも何だが。 母がものすごくはまっている。 この一ヶ月で、三回はもう作った。
夕食に満足した今夜は、良い風が吹いていた。 縁側の椅子と机に、(10年近く置物となっていた)ランプを置き、 テーブルには紅茶とクッキー。 何だろうこの雰囲気。 絵に描いたような空気の中で、よしもとばななを読む。 こんなまったりしている場合じゃないけど。 こんな日曜日だから、明日からきっと頑張れる。
こんな感じ。
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