Dynamite徒然草
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2002年03月15日(金) 初めてのさようなら。

息子のお教室のお友達の一人が、
お父さんの転勤で引っ越しすることになっちゃいました。
今日が最後のレッスン日でした。

転勤。
この言葉は私には縁のないモノでしたが、
転勤についてくる「転校」ってのには、
いろいろ思い出すことも多いです。
転校生ってなんだか注目の的って感じでけっこーヒロインじゃないですか。
子供の頃は密かに「転校生」って響きに憧れたもんです。

「・・・東京からきました。○○です」
「うわーっっとーきょーーーげなー!かっちょいーーーっっ」
てな具合に教室は一気に盛り上がり、いきなり転校生の彼女を取り囲んで、
「トーキョーってトーキョータワーがあるっちゃろー?」だの
「ピンクレディーとかキャンディーズとか見たことあるとー?」だの、
「トーキョー弁でなんかしゃべってーん?」だのと、
そーとー失礼な質問で攻め続けたりして、
私たちが小学生の頃はそーやってすっかり転校生をおびえさせたりしたもんです。

はじめはおびえつつも、転校生の子は友達がすぐできるもんでした。
それでもまた翌年には転校していったりして、
そんなときはめちゃくちゃ寂しくてみんなで泣いたりしましたっけ。
えーっっ!!どうしてっ??と、みんなで叫んだりしたもんです。
そしてその答えはいつも「お父さんが転勤になったから」でしたっけ。
理不尽な「転勤」というバケモノに、
子供たちはみんなしてため息をついたものでした。


お教室のお友達はまだ小さいけれど、
せっかくできたお友達と初めて別れていく寂しさを、
ちいさな心の中でなんとなく感じているのかもしれないですね。
今日はレッスンが終わったあとも、
みんなで食事して公園で遊びましたが、
今日の日はどんなふうに、その子の心に残っていくんでしょう。

初めてのさようならは、
子供たちにはまだむずかしすぎるみたいでした。

元気でね。ふぅちゃん!


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