2025年06月19日(木) |
デイケアとデイサービス。 |
スーパーオトボケ道をひた走るうちの母。
彼女が全てのデイサービスから出禁を食らったときは、取り扱いの面倒な認知症はおいそれとは受け入れてもらえないんだなぁと介護施設の現実を知ったわけだが、この度受け入れてくれたのはデイケア。
ん?ケアとサービスって何が違うんだっけと思いましたがその後の手続きで理解しました。 サービスは介護保険で、ケアは医療保険。
母が通うことになったのは重度の認知症専門施設というわけです。
自分でずっと面倒を見ていると、いつしか麻痺してこんなもんかと思っているけれども、彼女は紛うことなき重度認知症なわけで、単にヘルプが必要なお年寄りとは訳が違うんですよね。
改めてこちらの病院で診察していただき、正式にお世話になることになったが、今のところ楽しく通ってくれている。
行き先は病院というテイにしているのは毎度のこと。 実際病院の施設なのであながち嘘ではない。 検査があるので紙パンツ履いてというのも、毎度毎度お約束の抵抗はあるが最終的には「検査だから仕方が無いけどー、もうやーだー」とかなんとか言いながらしぶしぶ履いてくれる。
ここではスタッフさんにトイレまでついてこられても、激怒したりしない。 すごいなと思う。プロだなと感心するし感動する。
もちろん紙パンツが家で定着することはない。 帰宅すれば脱ぎ捨てられて、どこかに隠されるか洗濯機に入れられる。
それでもデイケアに通ってくれるのは大きな一歩だと思う。 朝はなかなか起きず、しかも出不精で着替えたがらない彼女を時間通りに準備させるのは地味にたいへんだが、自宅警備員&テレビの番人のままで寿命を迎えるよりも良いことと思うし、何より他者との交流は脳の刺激になる。
楽しく通ってくれること。 それだけで十分だと思う。 最後の砦のここを出禁にならいことだけガチで祈る。うん。
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