時々日記な雑記帳

2006年02月27日(月) ss

***

ムズムズとむず痒くて。

何かしたいのだけれど、動けないでいる。
何が足を止めているのかは分からない。

けれど、ただただ流れていく時間だけが正直だった。

あたしが飲み込んだ沢山の単語たちは、いつの日か言葉と成って文章と成って、誰かに伝えられる日が来るのだろうか。
それは、誰かの口からではなく、あたし自身の口で。

言いたい言葉は、次から次へと脳内を好き勝手に泳ぎ回る。
一つ一つ掴んでは、一つ一つ確かめていく。

「         」

そう、あたしが叫ぶ。

声なんか、出なかった。

いつの日か届いて欲しい。

他でもなく、アナタという人へ。

***

行く末を予測してたかのように、聞こえた。

「きっと、僕らは何処かで繫がるかも知れない」

残念だけど、今のあたしには「うん」とは答えられなかった。

あなたが話す夢を、あたしが話す夢を、
お互いがお互い、好きなように話した後の、
あたしの中での沈黙。

口にはしなかった。
多分、アナタは拗ねてしまうだろうから。

あたしの中で勝手に先見してしまった、もう一つの答えは、
きっと音にしたところで、今は何の役にも立たない。
でも、きっとそれは、アナタが言ってくれた言葉も同じだろう。


誰も、先の事など分からないのだから。

だからこそ、ヒトは夢を語れるのだ。


アナタとあたしの語った夢は、
まるで背中合わせをしているみたいに感じた。

まだ、影も形も成していない、夢物語だけれど。

一瞬の間だったけど、
色んなことを考えて、
色んなことを思った。

けれど。

不思議と「哀しい」と云う感情は
あたしには生まれなかった。

お互いが望むなら
お互いの道を進むだけだ。

寂しいか、と問われたけれど、
あたしはその時違う事を考えていた。

其処に、アナタは居たのか居なかったのか
今はまだ黙っておく事にしたけれど。

きっと、あたしの夢がリアルさを持ったときには
迷う事無く、逃がすものかと捕まえに行くと思う。

それは、アナタも同じなら。

あたしは元より何も言うつもりは無い。
何も言わせるつもりも無い。


秒針の音。
時計仕掛けのあたしの心臓。


また今度じっくり話そう。

そう告げたアナタの声を
遠くで聞きながら

瞼の裏で、
見たことの無いはずの未来の記憶で、

誰かの手が、
ゆっくり
ゆっくり
揺れていた。


脳内に漂う言葉と記憶とイメージが混濁した世界を、
当てもなく、
果てしなく、
止まる事無く創りあげていく。

この世界を、アナタは気付く事は無いかもしれないけれど。


ええ、そうね、とゆっくり微笑んで見せる。


ゆっくり揺れるのは誰の手
この秒針は何処へと続く


ええそうね、アナタ。
じゃあ、またーーー

いつか

***

フワフワと浮かんだ宇宙を
掴んでは投げてーーー

握り締めた手には、
変な色をした采が在った。

きっと、自分が望めば此の采は
二つでも三つにでも
幾らにでも増えるであろう。

だけれど、
其の采を振るのは
他の誰でもなく、自分自身だけだ。

其の采は、転がる度に色を変え
様々な道を指し示す事だろう。

だけれど、その道へ進むか進まないかを決めるのは、
他の誰でもなく、自分自身なのだ。


さあ、

其処にある、無限の宇宙を掴んでーーー


ーーー采は、地上高く投げられた。


転がって、転がって。
時には妖しく煌めいて。


だけれど、忘れないで。
最後に、最期に、
決めるのはーーー

***


しょーとしょーと??笑

勉強します。はい。


 < back  もくじ  next >


ami [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加