このごろの。
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帰ってきたばかりではあるけど
大竹しのぶひとり芝居「売り言葉」を観た。
演出は野田秀樹。
ものすごくいい席でおどろく。
これは「智恵子抄」をもとにしたもの。
狂女を彼女が演じるのが見ものだと期待して行ったが
期待をやはり裏切らない。でもマクベス夫人の時の彼女の方が
よかった気がする。演出がわかりやすかったせいか。
それと装置はあまり好みではなくてちょっと残念。
趣向はおもしろいけどちょっと過剰だったような。
智恵子抄とか高村光太郎のこととかあまりちゃんと知らないんだけど
(高村光太郎といえばあの「手」の彫刻のヒト?くらいしか)
光太郎ってひどい男ねっ!と思っちゃう内容。
でも智恵子の狂う理由ってすごく普通で
とても共感できてわたしの中にもいつもあるようなもので
(それはわたしも狂うかもということではなく)
狂うってことと普通ってこととほんとに紙一重だとおもいました。
わたしはきっとセンシティブじゃないんだろうな。
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