すずキみるくのGooden 妄言
旧牛乳式形而上精神論理構造研究所日報

2004年02月27日(金) ライ麦畑で捕まえて

を書いたのはサリンジャーですが、サリンをまいたのが松本ちづお君なわけで、そんなわけで松本ちづおくんが死刑になりましたね。なんかあまりにも当たり前って感じで意外性もクソもないのがつまらないところですが。これが逆に執行猶予とかついたら逆におもしろかったんだけどなあ。

しかし今回一番おもしろかったのは、即日のうちに邸内スケッチを3Dグラフィックで表現したNHKでしょう。なんつーかすごいっす。7時のニュースではすでに3Dグラフィックで立体的に表現されたちづお君が様々なアングルでぐるぐると・・・。これ以上ないほどの技術のムダ遣いですな。いくらカメラ入れないからって裁判所の中を3Dグラフィックにしてどうすんのよ?さすが国営放送。考えることが高度すぎて私には理解できません。

ところで、今回の死刑報道をみててしみじみおもったんですが、死刑の宣告を大々的に報道することって、イラクとかで公開処刑を行うことと本質的な意義はかわらないのじゃないのかなあと。ぶっちゃけ、人間の本能には人を処刑するという行為をやたら好むという性質があると私はかんがえているわけで。だから公開処刑ってやつは、たしかに見せしめという側面は大きいですが、同時に大衆の娯楽の側面ももってるんじゃないかと。んで、最近は公開処刑はなくなりましたが、国家権力が1人の人間を殺すという情報は流れるわけで。実際殺しますし。死刑判決が電波にのって流れることで公開処刑のカタルシスと同質なものが発生するのではないかと。ようするにみんな本能のところでは血を見たくてしかたがないのじゃないかなあ。

うーむ・・・。どうも妄想つよいかなあ今回。でも人間なん世代を4,5代重ねたぐらいじゃぜったい進歩しないって。うん。ここら辺ドライだよな、おれ。





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