日本人がノーベル賞取ったってことでなんかエライ人が日本の研究環境のおかげとかいってて、それに対して現場の科学者の方から、んなわけねーだろ、予算減らしやがって、一人海外に逃げ出してるじゃねーかといろいろ面白いお話になっているみたいです。

いいんじゃないでしょうか、予算は減らす方向で。企業の方も特許を囲い込もうとするなど金の卵をうむ鶏の腹を裂くような真似をする気マンマンみたいなので、優秀な頭脳にはすみやかに国外流出を致していただいた方がお互い幸せになるような気がします。

というのもですな、ノーベル賞なんぞそのうち価値がなくなりますので。いや、賞自体の権威は全然変わらないのですが、日本人の感覚はそのうち変質しきってですな。

「ノーベル賞？・・・すごいけど、それって俺らに関係なくね？」

っていう態度が標準的な日本人の態度になってしまうんでないかと。いちいち他人の業績で感動とかしくさって国威発揚するような効果は減衰しきっちまう世界になっていくと思ってるわけで。

多分、それが見えてくるのが２０２０年のオリンピックになるんだろうなと思います。例のごとくマスコミとか政府が鍋釜をちんちん叩きまくって「感動をありがとう！」とかやるんだろうけど、想定してたよりも全然もりあがらない。「なんかオリンピックやってるみたいだけど、俺らには関係ない話だしー。」っていう若者共の姿がちろちろ目につくことになるのではないかと。

そんな感じで、ニヒリズムにかぶれた若者共の増加におっさんや爺さんは驚きながらもなんとかしようとするけど、連中全くうごかないわけですよ。ニヒリズムにかぶれたっていったけど、違うな、生粋のニヒリストどもですよ、連中は。夢も希望も全部消費されきって屑になった状況で育ってくるわけですから、夢とか感動とかやりがいとかが全部ゴミ以下の価値しかないことを本能的に理解していて無駄なことは極力しないわけです。逆にいえば非常にクレバーなわけですけど。

将来的に大多数になるとおもわれるこういう連中にくらべれば今問題になっているネトウヨなんてかわいいもんですよ。連中はちょっと焚きつければ素晴らしい反応を返してくれますから。そんなものが全くなくなった若者共が大多数になったときがおっさんは怖いと思いますよ。ええ。